風俗で蔓延しやすい淋病の感染経路や予防法を解説

2018/02/17

男女間の性行為を介して感染していく性病の中でも、風俗嬢として知っておきたいものの一つに淋病があります。
この淋病とは細菌感染による性病であり、性行為をする限りは完全な予防というものはそもそも期待できません。
感染力が強い性病としても知られており、感染経路や感染時の特徴を事前知識として持っておくことで、淋病に感染するリスクをなるべく低く抑えることは可能です。
また一度感染してしまうと治療が終わるまでは風俗嬢として働けないため、自分の稼ぎを守る意味でも淋病の予防に努めることが大切です。

この記事では風俗で蔓延しやすい淋病の感染経路や予防法について解説します。

淋病の感染経路とは

風俗で蔓延しやすい淋病の感染経路や予防法を解説淋病の感染経路は他の性病同様、感染者の体液と自身の粘膜とが触れることによります。

そのため性病のリスクを回避する上ではコンドームの着用が必須であるものの、自分が働く店舗によってはそれが難しい場合もあるでしょう。
まずは淋病に関する基礎知識を身につけ、淋病の感染者を見分けられるようにしておきましょう。

感染者の体液付着による

淋病自体は淋菌が感染者の体液を媒介して非感染者の体内へと侵入することで感染が成立するため、基本的には性行為をすることで感染しやすくなります。

男性では主に尿道、女性では子宮頚管に感染すると言われていますが、粘膜上に付着することで感染が成立する特性上それ以外の箇所でも感染する可能性は十分あります。
例えば生フェラすることにより咽頭に感染することもあれば、淋菌が付着した手で目元をこすってしまった場合には目に感染することも考えられます。
また1回あたりの性行為で感染する確率はおよそ30%と高いものの、粘膜以外に付着してから数時間経つと感染力を失うことが分かっています。

女性では無症状が多い

女性のおよそ80%は無症状であるため、たとえ感染していても自覚症状がない場合がほとんどです。
ただし尿道に淋菌が感染した際には排尿する度に痛みが出たり、膿を含んだ尿が出ることにより早期発見できる場合があります。
淋病による排尿痛とは排尿の最初に痛みを覚えることが特徴的なので、この特徴をあらかじめ知っておけば実際に淋病にかかった際に早期の段階で病院を受診できるため、早期治療しやすくなります。

潜伏期間は短め

淋病の潜伏期間は基本的に数時間から数日前後と短めです。
ただし女性の場合では無症状のことが多いため、長い場合では数ヶ月間感染していることに気づかない場合もあります。

淋病の治療法とは

淋病の感染経路について大まかに確認したところで、次は治療法について解説します。
通常の淋病であれば抗生物質を利用して治療していきますが、感染した部位によってはそれ以外の方法で治療することもあります。
以下でさっそく見ていきましょう。

抗菌剤を利用するのが主流

コンドーム淋病の治療法としては一昔前であれば抗生物質による殺菌が主流でしたが、近年では抗生物質の多用により抗生物質に耐性を持つ耐性菌が出現し、今なお増加傾向にあります。
ペニシリン系の抗生物質ではほぼ100%に近い確率で耐性を持っていることに加えて、テトラサイクリン系やニューキノロン系でもかなりの高確率で耐性を持っていることが分かっています。
そのため病院での淋病の治療法では、基本的に抗菌剤の注射か点滴によって行います。
経口薬による治療も可能ですが、飲み忘れや患者の自己判断により再診せずに済ませてしまい、結果として完治しない場合がよくあります。

そのため経口薬を淋病の治療法として第一選択にしないことがあるものの、薬の種類によっては高い効果を発揮できるものももちろんあります。

注射や点滴での治療法とは

感染した部位によって治療法が異なり、尿道や子宮頚管での感染の際には点滴や静脈注射、もしくは筋肉注射が選択されます。
咽頭での感染の際には点滴か静脈注射が選択され、淋病の治療ではその効果が早期に現れることが特徴的です。

あるいは目の結膜や直腸で感染が見られた際には筋肉注射を行いますし、結膜の場合では目薬による治療法もあります。
これらの場合であっても効果は早期に現れやすくなります。
ただし淋病に感染したことに気づかずそのまま放置し、精巣上体炎や骨盤内炎症性疾患にまで発展している場合ではこの限りではありません。
これらの疾患になってしまった場合には点滴や注射の回数が増えますし、全身感染を引き起こす播種性淋菌感染症の場合には長くて1週間程度の治療が必要となります。

淋病は完治することができる

通常の淋病であれば1回分の点滴や注射だけでほぼ完治することができます。
かつては尿道狭窄のような後遺症が残ることもありましたが、抗菌剤の精度が上がった現在ではその心配はありません。
また点滴や注射による治療については、治療後に淋菌が全て死滅しているかどうかの検査をする必要があまりないと言われています。

ただ経口薬による治療の場合では医師に言われた服薬期間をしっかり守り、症状が見られなくなった場合には最終確認として検査を受ける必要があります。

淋病の予防法とは

自分自身が淋病に感染してしまうと、感染後に接客する男性客に感染させてしまうリスクはもちろん、その感染が発覚した時点で完治するまで休業せざるを得なくなります。

そうなると自分自身の稼ぎにも悪影響を及ぼすことは言うまでもありません。
可能な限り淋病の予防に努めておきたいものですが、その具体的な予防法については以下のようになります。

プレイ前には念入りに洗う

薬ソープやデリヘルであればプレイ前に男性客と一緒にお風呂に入るので、サービスの一環としてペニスを特に念入りに洗っておくといいでしょう。

包茎であればなるべく皮を剥いて中までしっかり洗うようにし、異臭がしたり尿道口が赤く腫れている場合には衛生器具としてコンドームを装着することが望まれます。

異変があればコンドームを装着する

ソープの高級店であればコンドームなしでのプレイを売りにしている店舗が多いですが、経済的な理由からどうしても高級店で働かなければいけない場合以外は、コンドームの装着が義務付けられている店舗を選ぶべきでしょう。
淋病に感染したペニスを生フェラすれば、自分の咽頭で淋病が発症してしまいかねません。

性病予防の観点だけで言えばコンドームは必ず装着してもらうようにし、明らかな異変が見られるペニスは生で直接触れることがないようにしましょう。

体が弱っている時は出勤しない

自分の体力が落ちている時に出勤すると、抵抗力が併せて落ちていることにより淋病に感染する確率が高くなりがちです。
性病予防を重視して働くならば連日フル勤務することはなるべく避け、可能な限り隔日や短時間で働くことをおすすめします。

ただし経済的な理由により短期間での勤務が難しい場合であれば、せめて体が弱っている期間だけは出勤しないよう注意しましょう。

まとめ

感染率が高く無症状である淋病はそのまま放置すれば、不妊症になる可能性もありますし、他の性病にかかりやすくなります。
特にクラミジアは同時感染しやすいため、性病に複数感染しないためにも早期の治療が望まれます。

風俗嬢といえども性病にかかった男性に接客する必要はありません。
性病を持っていそうな男性客がいれば店舗に相談するようにし、明らかに異常が見られるペニスには直接触れないよう十分注意して仕事に臨みましょう。

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