前借(バンス)違法風俗店は警察に相談すればいいのか?
お金に困っている女性が風俗店からお金を借りることを、前借(バンス)といいます。
将来の稼ぎは決まっていませんが、前払いしてもらうことになるのです。
借金とは表現しないのは風俗店が金貸しではないからです。
金融機関など、条件・審査などで金額を決めるようにものではなく、風俗店と女性の信頼関係のようなもので、出勤と稼ぎがよければNGはありません。
最初はお金に困って風俗店に借りるのですが、利息が高く返済ができなくなって、辞める・飛ぶ女性もいます。
違法行為だから警察に通報すればいいのでしょうか?
バンスがどのような考えか見ていきましょう。
バンスは違法だから警察に通報?
パンスが違法というのが一部労働基準法で、うんぬんとネットで記載している内容もありますが、はてしてどうなのでしょうか?
労働基準法が適用されるのかという問題ですが、風俗店で働く女性は個人事業主であって雇用関係はいっさいありません。
あるのは、風俗店から場所を借りて業務委託しているだけの関係で、ここで働いて稼いでください。
一部は設備利用料金として支払ってもらいますね。
そのような関係なのに労働基準法が適用されること自体が理解に苦しむことですね。
確かに、風俗店経営者が風俗嬢にお金を前払いすることは風営法からみればいけない行為ですが、個人で風俗嬢に貸しているのを返済する方法として、風俗嬢が稼いだ一部を返済にあてますという考えになるのです。
だから、バンスという表現だけが問題というなら、その呼び名をしなければいいだけです。
個人間の金銭の貸し借りは普通にだれでも行うことで、契約書があれば問題ないことです。
それであれば法律違反になることは一切ない行為になります。
風俗嬢が稼ぎのなかから、借りた人に返済するだけの行為にすれば、何も問題ない行為なのです。
もし問題になるとしたら、風俗店経営者が個人的にお金に困ったあなたに融通して返済時に闇金融のように利息をとることになるでしょう。
これは違法行為なので、相手が風俗店経営者であろうが、だれであろうがいけない行為になるので、しかるべき処置はとる必要があります。
しかるべき処置では、ネットで警察にいけばいいと、とんでも笑えることを言っている人もいますが、警察にいって何をいうのですが?
警察は個人間のお金の貸し借りのようなことでもめて困ったことに介入するようなことはしません。
相談に言ったら、それでどうしたのですが、暴力があったのですかと聞かれるぐらいになります。
なければ警察ではなく、法律関係者に相談してください。
と言ってくれるだけです。
つまり、金銭問題にこじれた時には、あなたは警察ではなく法律の専門家である弁護士に相談にいくしかないのです。
ただ、あなたは風俗店経営者から個人的にお金を融通してもらうときはどうだったのですか?
「借りるときのえびす顔で、返すときの閻魔顔」ではないでしょうね。
返済するのが面倒・踏み倒そうとしているのから、それは明らかにあなたに問題があるのです。
それでは大人の対応とはいえません。
違法性がない利息も問題ない状態で、バンスは違法性があると叫んでも、そのようなことは通るわけありません。
あなたは人として問題があることになるので、弁護士に相談したとしても解決しないことになるでしょう。
法律にそってバンスがダメと知りながらあなたは借りて返済する意思がないのから、ただの詐欺師と同じことになるのです。
風俗店側にルールはきちんと守って欲しいと考えるなら、あなたも常識的な行動をするべきです。
それでは、ここではバンスという表現をしますが、どのようにすればお金に困っているあなたは、お金の融通ができるのでしょうか、見ていきましょう。
バンスはだれでも借れるのか?
パンス条件
最初に風俗店経営者があなたにお金を貸すのは、あなたが困っているからですが、金貸し屋ではありません。
あなたが金に困っている。
わかったよ、貸してあげますとはいきません。
お金を貸すにしても条件があるのです。
まず、あなたが今後風俗店で働くことが前提条件としてあります。
そうしないと借りることはできないでしょう。
そして、返済が終了するまで出勤は風俗店でコントロールされることになります。
できるだけ稼いで早く返済できるようにするのです。
その条件に飲めない場合は、貸してもらうことはできません。
また、だれにでも貸すというものでもありません。
風俗嬢として稼ぎが全く見込めない女性に対して貸したとしても、返済することができないからです。
もし貸したとしても、1カ月の稼ぎ分くらいが相場になるでしょう。
風俗店タイプによって金額は異なります。
ソープランドでは高額になりますが、ソフトサービスのオナクラやメンズエステのような稼ぎが月間25万から30万のタイプの風俗店であれば、それほど借りることはできません。
借りることができるようになったとしても、経営者側は借りて飛ばれてはいけないので、あなたの自宅・勤務先・実家の確認・電話番号の確認はするようになります。
金融機関のように信用調査はありませんが、貸したお金の返済が滞った時のため、念のために確認することになるのです。
親に保証人になれとか、だれか保証人を別に立てないといけないことはないので、風俗嬢にとっては、困っているときには大変ありがたい制度になるのです。
返済方法
返済方法はあなたが毎日の稼ぎから手渡しで借りた経営者に返済してもいいのですが、手間がかかることにもなるので、毎日の稼ぎから天引きするようになるのです。
返済金額については借りるときに取り決めが必要になります。
毎日の稼ぎの半分とか、最低減生活費として残して返済に回すとかになります。
返済期間
返済期間は、金融機関のように5年とかになることはありません。
最高でも3カ月になります。
利息
利息は、風俗店によって考えが異なります。
全く利息なしでいいという風俗店もあれば、法定利息の範囲で利息計算して返済する場合もあります。
ここも最初に取り決めた内容をきちんと確認しないと、後々問題になることもあります。
遅延損害金
遅延損害金については、金融会社ではないのであまり聞いたことがないのですが、一般的には遅れた分の利息計算が変わることになります。
これも利息同様で、確認が必要になる項目になりますね。
パンスは表現によっては違法かもしれないが・・・
冒頭でも言いましたが、パンスという表現をすれば違法性が高くなりますが、個人間のお金の貸し借りだと考えるべきでしょう。
あなたが経済的に困っているときに、助けてくれる処置になるのです。
ただ、お金の貸し借りはもめると大きな事件に発展することが多いですね。
世の中でニュースになることの大半はお金が絡んだ事件になるのです。
あなたは困ってお金を借りるのであれば、あなた自信も法律を良く知った上で、お金を借りて返済する必要があります。
それがでないのであれば、人にお金を借りるべきではありません。
もし、あなたが正しいことをしていても風俗店経営者側から、返済したにもかかわらず返済できていないことになっている。
利息を法定金利以上にとられているという状況であれば、法テラスに相談してください。
相談費用は分割であとから支払うことができるのです。
ただ、相談するにあたっては、いままでの経緯をきちんと話す必要があります。
借りたときの契約書・返済した金額などは、何もわからないではどうすることもできません。
まとめ
前借りの違法性があるものは警察に通報するのではなく、弁護士に相談してください。
ただ、違法性がないのであれば、きちんと返済することが正しい行為になります。
ご参考にしてください。