服を脱ぐだけの楽なお仕事?ヌードモデルの実態とは?
2018/02/27
風俗以外にも人に裸を晒すお仕事としてヌードモデルというものがあります。
「裸でポーズを決めるお仕事」というのはわかってはいますが、大体の人はそれ以上は詳しくないと思います。
風俗と比べると、動きが少ない分楽な仕事にも見えるでしょう。
割がよければやってみたいと思うかもしれません。
そんな、楽なお仕事に見えるヌードモデルについて、簡単にですが紹介します。
ヌードモデルってなに?
ヌードモデルとは、絵画や彫刻などの作成や、人物撮影の為に使用される裸体像の事です。
作成の為に裸体を晒しますが、それは性的な目的ではありません。
多くは裸婦像などの芸術に生かさすためにモデルとなってもらいます。
完成した作品が性的な目的で利用されることはありますが、ヌードモデル自体に性的な仕事内容はありません。
セクシーさはあるけれど性的要素のない変わったお仕事です。
また、ヌードモデルには女性が多いですが、男性のヌードモデルもいます。
どちらがいいというわけではなく、どちらも需要がある為両立しています。
ヌードモデルは楽なお仕事?
ヌードモデルは時間になるまで動くことのできない辛いお仕事です。
ヌードモデルは時間になるまでは動かなくていいお仕事です。
ですが、逆に言えば「時間になるまでは動くことができない」お仕事です。
実際に試してみたらわかりますが、人間まったく動かないのは大変辛いです。
普段動いてないと思っていも手や首が動いていることは多く、まったく動かない事はほとんどありません。
慣れていない人だと、10分も持てばいい方です。
さらに、ただ待っているのではなく、指示されたポーズもする必要があります。
座っているだけならともかく、腕を上げたまま10分も止まっていれば、腕は疲労困憊でしょう。
もちろん、長期モデルは辛い為、よく休憩を取ります。
場合によっては数日に分けることもあるでしょう。
それでも、「止まっているだけ」というのはとても大変なのです。
ヌードモデルの仕事内容は簡単に言ってしまえば「服を脱いでポーズを決めているだけ」です。
その為、よく知らない人達からは「動かないから楽な仕事」と思われがちです。
ですが、実際にはとても過酷な仕事内容なのです。
ヌードモデルの依頼元はどこ?
ヌードモデルの目的は色々あります。
絵画、デッサン練習、石膏、写真集、教本資料など様々です。
その為、依頼元も様々です。
・画家
・美術系の学校
・写真家
・モデル事務所
・出版会社
他にも沢山あります。
特に多いのが、画家や写真家などの個人からの依頼が多いようです。
珍しい依頼だと、乳がん検診の機械の使い方講習に派遣されることもあります。
モデルの仕事がほとんどですが、他にも、裸の見本が必要な場合に派遣されることがあるようです。
ヌードモデルは危険もある
ヌードモデルは風俗関係のお仕事ではありませんが、危険が無いわけではありません。
問題となるのは、団体の依頼よりも個人で依頼してくる場合が多いです。
撮影会となる場所は主に個人スタジオが多いです。
これはデリヘルを自宅に呼ぶのと同じ仕組みです。
その為、デリヘル同様、暴力や犯罪、さらには性目的で襲い掛かってくる可能性があります。
また、撮影した写真などが目的以外に利用されることもあります。
撮影した写真をネットで売ったり、より過激な写真を撮ったりなど、本来の目的ではなく、悪い使い方をされる心配があります。
これらの問題はもちろん団体でも考えられます。
たとえ派遣先の身元が分かっていても、個人がわかっているわけではありません。
万が一、集団で襲い掛かってきたら手も足も出ない為、注意が必要です。
ヌードモデルは稼げるの?
ヌードモデルは風俗と違いあまり稼げません。
ヌードモデルのバイト料は時給計算で大体3,000円になります。
拘束時間が平均3時間なので約10,000万円です。
体力や移動時間など様々な理由から、1日1件が基本ですので、日給10,000円がヌードモデルの仕事と言うことです。
一般的のモデルは時給1,000~2,000円程度ですのでそれよりも割高ですが、日給数万円を稼ぐ風俗と比べると少ないと言えるでしょう。
また、ヌードモデルは頻繁にあるものではありません。
その為、月収自体も少ないです。
ヌードモデルはグッズモニターと同じく、臨時バイトとしてみれば割のいい仕事かもしれませんが、風俗のように本業として考えると、給料は安いと言えます。
例外として、個人資産家などが高い報酬で応募することがありますが、報酬に見合うだけの過激な撮影会になる可能性がある為、あまりお勧めはしません。
どうしてもお金が欲しいのなら風俗嬢で稼ぐ方がいいでしょう。
ヌードモデルは18歳未満お断り
ヌードモデルは風俗とは違いますが、18歳未満は禁止されています。
水着やコスプレなどは親の許可さえあれば、16歳から撮影会のモデルになることができますが、ヌードモデルだと児童ポルノ法に違反する為できません。
たとえ同じ撮影会だとしても、ヌードモデルかどうかで年齢が違う為気を付けましょう。
ヌードモデルの応募方法
モデル事務所に登録する
モデル事務所に登録し、派遣される方法です。
ヌードモデルは特殊なモデルな為、応募は限られ簡単に見つかるものではありません。
その為、組織から仕事を斡旋してもらいます。
基本的に登録しておけば、後は連絡が来るのを待っているだけなのでとても楽です。
依頼元の素性も分かっている為、安全にヌードモデルが出来ます。
ただし、給料は少なくなります。
仲介料としてモデル事務所に支払う為、報酬は残った分です。
ですが、個人での取引はコネが無いと難しい為、始めはモデル事務所から行った方がいいでしょう。
直接依頼される
いわゆる、コネクションと言われる方法です。
美術系の講師などと仲が良ければ、直接ヌードモデルの依頼が来る場合があります。
他にも、友人からの伝手などで紹介されることもあります。
元美大生などは仕組みもわかっている為、スムーズに段取りが進みます。
他にも、以前お願いした女性などは段取りがわかっている場合が多い為、直接依頼がきやすいです。
デッサンモデルなど、容姿を気にしないモデルはわかりやすいモデルの方がいいです。
その為、毎回モデルを変えるよりも、気に入ったモデルに毎回お願いすることの方が多いです。
気に入られ直接やり取りできるような仲になれば、安定した依頼を貰うことができるでしょう。
また、報酬の交渉もしやすくなります。
派遣されたときは、ヌードモデルだけをするのではなく、直接依頼を貰えるように愛想よく営業を行いましょう。
SNSなどの募集に応募する
個人の写真界などがこれに価しますが、SNSなどで「モデル募集」をしている場合もあります。
個人で撮影したい、デッサンの練習がしたいなどの理由から募集することが多いです。
募集に応募する形になる為、応募さえしていれば好きな時に応募できるのが特徴です。
また、個人と気が合えば、気楽にデッサンモデルが出来るのもいい部分でしょう。
ただし、危険もあります。
依頼する人は必ず良い人では限りません。
モデル以外の目的で募集していたり、報酬のやり取りで揉め事になるなど、トラブルは尽きません。
報酬が高いなど少しでも怪しいようなら応募は止めましょう。
SNSなどは出会いがしやすく有名ですが、その分トラブルも多いです。
募集をしているからと言って安易に応募するのではなく、その人物が安全かをしっかり確認してから判断しましょう。
まとめ
ヌードモデルは風俗と比べると楽な印象は強いですが、実際はそうではありません。
動かない大変さもそうですが、報酬の少なさ、仕事の少なさ、人事トラブルの可能性など色々な問題を抱えています。
副業としてならともかく、ガッツリ稼ぎたいのなら風俗の方が割が良いと言えるでしょう。
ですが、ヌードモデルの良さはそこではありません。
ヌードモデルは芸術に関わるお仕事です。
言い方は悪いですが、風俗とは違い、大勢の人達が注目する華のあるお仕事と言えます。
風俗は後ろめたい人でも、芸術なら堂々と胸を張れるかもしれません。
短期バイトとして見れば悪くない報酬ですので応募してみてはどうでしょうか?