風俗嬢より特定の人と個人契約した方がメリットはあるのか
風俗嬢から挙がる疑問として特定の風俗店に在籍するよりも、お客さん個々と個人契約をする方がメリットが高いのでは?
というものがあります。
裏引きや個人契約と言われますが、実際に店舗に在籍していちキャストとして働くより個人契約をするメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
個人契約とはどういうことを言うのか?
個人契約というのは風俗店に在籍しているのを良いことにそこに訪れるお客さんと風俗店に内緒にして性的なサービスを提供することによって、対価を得るという個人売春のことになります。
本番の有り無しに関係なく、風俗店を介さずに行う行為であり、裏引きなどとも言われる風俗業界では「ご法度」とされている行為が個人契約になります。
また風俗店などに最初から在籍することなく、援交サイトなどを使って個人的に営業を掛け、自分と相手との交渉によって決められた値段で性サービスを提供するといったものになります。
見方を変えると一種の愛人契約と考えても良いかもしれません。
個人契約をするメリットは?
風俗嬢が個人契約をするメリットをメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
前提条件としては、風俗嬢として在籍をしお客さんと親しくなることになります。
お互いが求める条件が一致すれば、個人契約となるわけです。
風俗客側は本番アリなどのよりハードなサーイスを求めわけですね。
条件面が折り合えばお店を介さず、連絡先を個人的に交換して連絡を取り合い関係を持つことになります。
風俗嬢が個人契約をするメリットはやはり収入面が増加することですね。
例えばデリヘルで60分1万4,000円という利用料金の場合には、折半の7,000円しか女性にはバックされません。
その上で雑費を引かれることになりますから、客単価は7,000円以下。
6：4のバック率だとしても、8,400円となりますが同じように雑費を引かれることになります。
個人契約の場合、例えば外で同じヘルスサービスをしたとしても、全額の1万4,000円を手に入れることが出来ます。
その上ホテル代などは相手持ちであり、雑費等が引かれることはないのです。
もちろん値段は交渉によって決定されます。
例えば、同じヘルスサービスでも1万円で良いからと交渉したとすれば、風俗嬢側は同じサービスをして約2,000円分報酬が増えるわけです。
風俗客側からしてみても、風俗店を介さないことによって4,000円分は同じサービスを受けて安く遊ぶことができるわけですよね。
両者が得をする状態なので、大抵の場合は個人契約を持ちかけた場合には成功する可能性が高いわけです。
他にも個人間の秘密のやり取りになりますから、風俗店のようにマイナンバーを提示させられ、誰にいくらの報酬が渡ったということも税務署などにバレることがなくなります。
税金の面でもバレることはありませんから、単純にバック率が上がること。
雑費が引かれないこと。
税金が掛からない報酬が手に入ることといった3つの面で報酬が格段にアップするのが個人契約のメリットになるのです。
ただし個人契約に報酬アップ以外の他のメリットと呼べるようなものがあるのかといえば、そのくらいしかないと言わざるを得ない状況なのです。
個人契約のデメリットは?
風俗嬢が在籍しているお客に対してお店を通じずに営業をするのを個人契約といいますが、逆にデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
まずはデリヘルなどの無店舗型であれ、店舗型の風俗店であれ、風俗嬢は在籍する風俗店に守れている状況ですから、全てが自己責任で対処をしなければならなくなります。
お店に通っている時とは違い、態度が急変して本強などをしてこられても、誰も助けてはくれません。
むしろ風俗店に相談をした時点で個人契約をしたというご法度を犯したことがバレてしまうわけですから、強く言えないとタカをくくって暴力的な行為にうったえてこられる可能性も高いのです。
他にも怖いのは薬物などを強引に使ってプレイを強要されるようなケースです。
これも誰も助けてはくれない状況になっているわけですから、自分で対処をしていく必要があるわけです。
残された手段は警察を呼ぶことくらいしかないわけですが、その場合でも個人売春を行っていたという事実を警察に伝える必要が出て来るでしょう。
自由恋愛の範疇で起こってしまったトラブルと偽ることも可能でしょうが、無謀な行動に出た風俗客がそれに合わせてくれる保証はどこにもないわけですね。
また料金を支払うことなく姿を消されても何も対処をすることが出来ない状況であることも忘れはいけません。
雑費を取られたり、売上の半分を取られてしまうといったことに不満を感じることはあるでしょう。
他にも個人契約をすることでプライベートの連絡先や本名などが知られてしまう恐れがあります。
個人情報が流出してしまうというのは、風俗嬢にとっては致命傷になると言ってもよい状況。
風俗店に内緒で悪いことをしているという秘密の共有があることによって、ついつい余計なことを言ってしまう可能性はゼロではありません。
良好な関係が保てていれば問題はありませんが、ほんの些細なことで人間関係は急速に悪化します。
そうなった場合、個人情報を知られているというのは非常にマズイ状態になっているということ。
昼職があれば会社にバラすと脅されたり、家庭があれば同じように家庭にバラすといった窮地に追い込まれる可能性もあるということです。
個人契約をしてみて初めて自身がどれほどに在籍していた風俗店に守られていたのか。
集客などの恩恵を受けていたのかに気がつくことが多いようです。
個人契約をする際の注意点
風俗嬢が風俗客と個人契約をする場合には、注意点を押さえて慎重に相手を選ぶ必要があります。
その注意点の一つが契約の内容を明確化しておくということ。
例えば、月に何度関係を持つのか。
一回あたりのプレイ時間はどのくらいで満足なのか。
一度のサービスに対しての報酬はいつ支払うことになっているのか。
契約を解消したい場合や内容が変更になる場合には、どういったことになるのか。
契約を破った場合にはどのようなペナルティがあるのか。
そのペナルティを課すために必要な相手の弱味に繋がる情報を掴んでいるかどうかなどなど。
これらの契約内容を書面に記して捺印などをしてもらったところで、法的な拘束力などは一切ありません。
むしろ個人的に売春をしていたということでこちらが罪に問われかねないのです。
だからといって口約束だけで個人契約を結ぶのは非常にリスクが高い行為と言わざるを得ません。
法的な拘束力がなかったとしても、精神的な拘束力を持たせることは少なからずできるからです。
不満があるならより条件の良い組織を探すべき
人間という生き物は社会性を有している生き物です。
どうしたって他者や集団、組織といったものと関わることでしか生きていくことは出来ません。
つまり風俗店という組織に属しているということで得られている恩恵というのは計り知れないものなのです。
バック率やフリー客の振り分け。
意味の分からない名目の雑費を徴収されるなど、さまざまな不満を感じる気持ちは分かります。
しかしその分、風俗店に在籍している時には当たり前とも思っていて意識もしていない安全面などの保証は高く受けていることを忘れてはいけません。
個人契約で得られるメリットは報酬面だけであり、客単価が倍増する程度のメリットしかないということを覚えておきましょう。