ソープ嬢がお店から引かれる雑費・経費の正体とは
実はソープで働く女の子は働いたら働いた分だけのお給料を貰えるわけではなく、お給料から天引きされる「経費・雑費・お茶代」などがあります。
どのお店も一律ではないので、面接の時にしっかり確認してくださいね。
そんな引かれ物の正体ついてご紹介します。
お給料から天引きされるのはどんな物?
ソープではどのお店にも「引かれ物」と呼ばれる「給料天引き」が存在します。
その内容を詳しく説明していきますね。
※雑費
・タオル代
・ローション代
・部屋のレンタル代
・イソジン代
・マウスウォッシュ代
・光熱費、水道代
・コスプレ衣装代
・衣装のクリーニング代
・ローション代
・オプション用アダルトグッズ代
・お茶代
などがお給料から雑費として引かれます。
「コンドーム」や「ローション」は支給品にしてしまうと本番行為をお店側が認めてしまう事になる場合もあるので、女の子各自で用意する場合もあります。
その時の領収書は確定申告の時に申請出来るので、必ず保管しておいて下さい。
そして上記の「雑費」以外にもソープでは「税金」と「ボーナス」が引かれます。
この「税金」はお店が国に支払う「所得税」などではなく、なぜか「昔からの習慣」として残っているものです。
この「ボーナス」もお店が女の子に支払うものではなく、女の子が普段お世話になっているスタッフさんへの「ボーナス」という意味でお給料から引かれます。
雑費はどのようにしていくら引かれるの?
「雑費」は女の子のお給料から引かれますが、その計算方法はお店によって違います。
・1日3000円など働いた日ごとに計算するタイプ
・1人1000円など接客した人数ごとに計算するタイプ
・働いた日に稼いだ金額から〇%引くタイプ
大体、この3タイプに分かれる事が多いです。
引かれる金額の相場としては、ソープは少し特殊で「格安店」「大衆店」「中級店」「高級店」「最高級店」とお店のランクやグレードが上がるにつれて、引かれる雑費の金額も高くなっていきます。
理由としては「格安店」「大衆店」などの備品や店内の内装など一般的な造りの物が多く、一人当たりの接客時間もあまり長くはありません。
しかし「中級店」「高級店」さらには「最高級店」ともなると、備品や内装の造りもランクが上がりますし一人当たりの接客時間も長くなるので、お店のランクによって「雑費」の金額は変わります。
中には指名の本数で「雑費」の金額が変わってくる所もあります。
どのタイプで雑費が引かれるのか面接の時に確認してみて下さい。
雑費などの引き物がないお店が増えている?その理由は?
最近オープンした新しいお店では、女の子のお給料から「雑費」などの引き物がないお店もあるそうです。
女の子から考えでは「雑費がないのはラッキー」と思うかもしれませんが、こういったお店は元々のバック率がとても低く設定されている場合もあり、雑費を引かれるお店とお給料に変わりがないか、それら以下の場合もあるので注意が必要です。
お給料の「手取り」って?
「60分で20000円稼げます!」などよく広告などに載っているかと思います。
デリヘルなどのヘルスのタイプは参考にしてもいいかと思いますが、ソープは必ずこの金額から雑費が引かれるものだと思ってください。
まずバック率が何%かと確認した時に「8割」「8.5割」など高めの設定になっている場合は注意が必要です。
一般的なお店の相場は「6~7割」です。
なぜ高めの設定だと注意が必要なのか…それは過大広告の場合が多いからです。
雑費などを計算すると実はバック率が「5割だった!」「5.5割だった!」という話も聞きます。
ではなぜそういったお店側は高めのバック率を提示するのかというと、何らかの理由で女の子の退職率が高かったりするという原因があったりします。
ですので、相場とかけ離れているバック率を提示するお店は少し疑ってみてもいいかもしれませんね。
本来の雑費の意味は?
お仕事をする上で働く女の子にかかった様々な費用の事です。
収入のために掛かった必要な費用は確定申告でちゃんと申告さえすれば、それらは経費として認められます。
住民税・所得税・国民健康保険料・国民年金は1年間の収入から、経費や色々な控除額を差し引いた金額から計算されるので、しっかり経費計上を行うことで節税対策にもなります。
ちゃんと確定申告をしよう!
風俗のお店で働く女の子たちは「個人事業主」として分類され、お給料は「所得」となり「所得」を得ている人は1年間(1月1日から12月31日)のうち「自分のお給料はいくらで、翌年いくら税金を納めなければいけないのか」を計算・申告・納税しなくてはいけません。
これが「確定申告」と呼ばれる物です。
そしてお店側が女の子の年末調整を行って源泉徴収を出してくれるところはごくわずかとなっているのが実情です。
お給料から「雑費」という名目で引かれているので、お店側が税金を支払ってくれていると思う女の子は少なくないと思いますが、実際は名前だけでお店に徴収されているだけがほとんどです。
そして上記でも書いたように、風俗で働く女の子は「個人事業主」なので「雑費=必要経費」となります。
確定申告の時に年間でいくら雑費がかかったか申告しなくてはいけないので、必ず給料明細は保管しておきましょう。
確定申告をするメリットってあるの?
もちろんメリットはあります!「還付金がある」「所得証明や納税証明が発行される」この2つが大きなメリットだと言えます。
・還付金がある:
簡単に言うと払いすぎたお金が戻ってきます。
お仕事用に購入した物の費用はもちろんの事、「美容代」「交通費」も経費として計算する事が出来ます。
経費として確定申告で計上すれば、払いすぎていた税金は戻ってくる可能性が高いですので必ずレシートや領収書は保管しておいてください。
風俗で働く女の子が確定申告で使える領収書は:
・お店までのタクシー代などの交通費
・化粧品代
・下着代・洋服代・ドレス代などお店で使った衣装代
・エステやネイル、美容院などの費用
・クリーニング代
・お仕事で使う備品代
・お茶代、プレゼント代
・名刺代
・携帯電話代(全額ではなく1部の通話料や通信費)
などがあげられます。
もしレシートや領収書を失くしてしまっても、「日付・店名・用途」などの詳細が分かるメモがあれば代用する事も可能なので、しっかり保管する事が大切です。
領収書を発行する時の名前は「個人事業主」である女の子の名前を書いてもらってくださいね。
・所得証明書や納税証明書の発行:
この2つがないという事は社会的信用がないということです。
そのため、高額なローンを組むことは出来ませんし、医療費控除が受けることが出来ないので、大きな病気になった時には高額な医療費を支払わなければいけなくなります。
まとめ
風俗で働く女の子にとっても、どの個人事業主にとって「税金」や「確定申告」などは難しくて分からない内容となっています。
そして、女の子はお店側が「年末調整はちゃんと行っている」と言えば信じてしまう場合も多いかと思いますが、ほとんどのお店が「雑費はきちんと源泉徴収に使っている」とは言い難いのが現実です。
上記にも書きましたが、確定申告をきちんと行う事で社会的信頼を得る事が出来、お店から「雑費」という名目で天引きされていた自分の働いたお給料を取り戻すことが出来るので確定申告はおすすめします。