ゴールデンウィークにキャバの体入は可能?忙しい?
キャバクラで働くのに体験入店いわゆる「体入」は、お店の雰囲気を知るには絶好のチャンスでしょう。
しかし「忙しい時期に邪魔したら悪い」という気遣いがあるのも確かですよね。
では春先のゴールデンウィーク(GW)なんていうのは、どうなんでしょうか。
連休だから「夜の繁華街というより行楽地」という感じで、みんな昼の活動に集中し、夜に営業している水商売のお店は比較的暇、ガラガラに思えますが・・・。
本記事で、ゴールデンウィークでの体入の是非を、すこし考えてみましょう。
一般的な繁忙期と閑散期。
水商売や風俗には1年のうち繁忙期(はんぼうき)と閑散期(かんさんき)があります。
それは大体、社会の動きに重なっていて、こんな風にまとめられるでしょう。
1年のうちの繁忙期。
イメージとしては1年の中で「お祭り騒ぎになる」時期が、繁忙期だと考えれば良いでしょう。
正月と年末年始そして冬休みのある12月と1月、ゴールデンウィークやシルバーウィークといった大型連休がある5月と9月、そしてお盆と夏休みがある7月や8月、さらに夏のボーナスが出る6月、冬のボーナスが出る12月が「繁忙期」に成ります。
つまり、1月、5月、6月、7月、8月、9月、12月という7つの月が、繁忙期に当たるのです。
1年のうちの閑散期。
イメージとしては「神妙な面持ちになる」というか、そういった気分になる時期が閑散期に当たります。
年度初めの4月、年度末の2月と3月、休暇終わりの10月。
そして11月も、お祭り騒ぎする時期ではないので「閑散期」に数え入れられます。
そうすると、2月、3月、4月、10月、11月の5つの月が閑散期に成りますね。
こう見てみるとゴールデンウィークは実は典型的な「繁忙期」だというのが分かります。
2月、3月、4月の「閑散期」のエネルギーが爆発する時期、それが5月のゴールデンウィークなんですね。
でも、ゴールデンウイークの客層はひとクセある。
ゴールデンウィークは夜の商売も繁忙期です。
忙しいです。
では、この時期に体験入店を申し込むなんていうのは、はた迷惑な話なのでしょうか。
現場の意見も拾いつつ、この時期のキャバクラの雰囲気をネットも利用してまとめてみました。
ゴールデンウィークの忙しさは他の繁忙期と少し違う。
上に水商売(や風俗)の繁忙期をまとめましたが、みな「一律一様に忙しい」のかどうかと言えば、ちょっと事情は違って来ます。
どういうことでしょうか。
たとえば、年末年始の忙しさは、みなさんのイメージするとおりの忙しさです。
新宴会忘年会帰りのサラリーマンたちが、二次会三次会としてキャバクラを利用します。
「ザ・サラリーマン」という感じの繁華街が典型的に似合う面々がキャバクラを訪れるわけですね。
これに対してゴールデンウィークなどの大型連休にキャバクラを訪れる客層は、ちょっと違います。
ゴールデンウィークの渋谷新宿池袋なんかを想像してみてください・・・そうです!「おのぼりさん」が客層の中心を占めるように成るのです。
男性会社員でも、ゴールデンウィークに地方から友達が上京して来るというのはよくあることです。
そんな友達を連れて、昼間は観光、で夜は会社の同僚OLを呼ぶわけにも行かないし・・・というわけで、キャバクラに繰り出すわけです。
引率役のその男性会社員ひとりに、5人くらいの郷里の友達が一斉に来店した場合を考えてみてください。
どうでしょうか。
かなり普段とは違ったムードに成りますよね。
だから、キャバ嬢さんのなかには「ゴールデンウィークの客層は放っておいてもテンション高めだから楽(笑)」なんて言っている娘も居るくらいです。
ゴールデンウィークだけ鬼来店。
このようにゴールデンウィークの客層は、すこし違います。
いまのべたような「おのぼりさん」がひとつ目のタイプです。
ゴールデンウィーク専門の客層には、もうひとつのタイプがあります。
それは「復活組」です。
つまり、普段は仕事が忙しくてメールしても返事もしてくれないのに、会社が休みに成ったゴールデンウィークに成ると突然コンタクトをして来るような男性客です。
当然、出勤時にも鬼来店して本指名して来ます。
こういった客層は、概してキャバ嬢さんたちには印象が悪いようです。
やはり安定して通ってくれる男性客のほうがよほど信頼できますよね。
これでは練習に成らない。
ここまで見たようにゴールデンウィークの客層は、年末年始のサラリーマンがホームグラウンドとして利用するのとは、ちょっと、いや大分違う客層だと言えるでしょう。
キャバクラの体験入店で身につけなければならないのは、普段の男性客に対する振る舞い方です。
場合によっては仕事で上手く行かず気難しいときもあるでしょう。
また場合によっては、場慣れしていなくておどおどした男性客も居るでしょう。
逆に場慣れし過ぎて、図々しくタッチして来る男性客も居るでしょう。
いずれにせよ、そのお店がある土地をホームグラウンドとしている男性客に対応する仕方を身につけるのが重要です。
しかし、ゴールデンウィークに来店する客は、上に見たように、まったくそういったタイプの男性客ではありません。
「おのぼりさん」です。
ご本人たちには失礼ですけれども、うかれてドンチャン騒ぎをするので、これでは「練習」に成りません。
「ゴールデンウィークの客層は放っておいてもテンション高めだから楽(笑)」というキャバ嬢さんの発言を引用しましたけれども、放っておいても盛り上がってくれるような客では、接客技術の練習には成らないのです。
さらに重要なのは「おのぼりさん」であるため、帰郷してしまいます。
つまり、次に来店してくれるのはいつの日か分からないようなひとたちなのです。
たしかに、そういった客層相手でも場内指名の練習くらいには成るでしょう。
しかし本指名、同伴、アフターといったキャバ嬢必須のテクニックを、こういった浮かれ騒ぎの「おのぼりさん」相手に練習しようとしても無駄ですし無意味です。
ゴールデンウィークになって思い出したように「鬼来店」して来る暇人サラリーマンさんの場合はどうでしょうか。
こちらのほうは「おのぼりさん」よりも接客の練習に成るかも知れません。
しかし体験入店した娘に、そういった男性客がアプローチして来るというのは、あり得ない話ですよね。
こう考えると、ゴールデンウィークの繁忙期に体験入店するのは、「忙しいからダメ」というより「練習に成らないからダメ」というのが実態で、それがお店側の考えていることだと言えるでしょう。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
「ゴールデンウィークにキャバの体入は可能?忙しい?」というタイトルで記事を書かせて頂きました。
1年を通しての繁忙期と閑散期を見たとき、5月のゴールデンウィークは繁忙期に該当します。
「だったら、その時期に体験入店なんてお願いするのは邪魔なのでは・・・?」と結論づけてしまいそうですが、お店側はちょっと違った事情で「ゴールデンウィークは勘弁して欲しい」というのが本音でしょう。
その理由はここまで述べて来たとおり「客層が違うから」です。
おのぼりさんや、特定のキャバ嬢めがけて「鬼来店」する男性客相手では、とても普段の接客技術を学ぶことができあにのです。
そういうわけで、すこし時期をじらして体験入店をお願いするのが賢明だと言えるでしょう。