ぽっちゃりなんだけど、高級ソープに採用されるのは難しいでしょうか。
2018/02/24
ソープランドは男性客にとって「風俗の王様」であるだけではありません。
働く風俗嬢さんにとっても「風俗の王様」です。
なぜなら、ソープランドこそ風俗のお仕事で最も稼げる業種だからです。
そしてその頂点に立つのが「高級ソープ」と呼ばれるカテゴリーです。
本記事では、この高級ソープに、ぽっちゃりさんは採用され得るのか、ということを考えてみたいと思います。
まずはソープランドのハイアラーキーをしっかり確認。
ソープランドにはハイアラーキー(階級組織、ヒエラルヒーとも言う)があります。
これは、デリヘルやピンサロには無い話です。
初めから「そうしましょう」と申し合わせて店同士分かれて行ったのではなく、完全に自然の結果住み分けて行ってそうなったというのが実情です。
ソープランドのハイアラーキーとは、格安店(大衆店)、中級店、高級店の3つを意味します。
まずこの区分を確認することで、いかに高級店が高嶺の花かを理解することにしましょう。
格安店(大衆店)。
格安店とは、1時間に満たない50分以下の時間で料金が15,000円以下のソープランドのことを指します。
東京、吉原のエンジェルグループなどが格安店を展開しているグループ会社として有名です。
男性客の支払いと、それに対するソープ嬢さんへのバックは大体、次のように成っています。
・50分:12,000円(男性客支払い)→9,000円(女の子バック)。
或る意味、驚異的なバック率(75パーセント)で「どうやって利益を出しているんだ?」
と見ていて不安に成るのが格安店の特徴です。
実際、ソープ街で文字通り「潰れる」の格安店であり、ほかのお店は大概、警察による摘発で消滅して行きます。
短時間であるため、稼ぎに波があり、たくさん男性客が押し寄せる月末の給料日後などは稼ぐことができますが、閑散期は本当に1人、2人・・・といったところでお茶引きも覚悟に成ってしまうかも知れません。
一番、景気に左右されるのが格安店だと言えるでしょう。
中級店。
中級ソープランドは、90分以上の時間で料金が30,000円以上のお店のことを指します。
東京、吉原のサンタフェグループなどがこのランクの店舗を得意としているようです。
男性客の支払いと、それに対するソープ嬢さんへのバックは大体、次のように成っています。
・90分コース:30,000円(男性客支払い)→18,000円(女の子バック)
計算してみればバック率がおよそ60パーセントであることが分かるはずです。
風俗の経営としては、これが妥当な線で、もしソープランドで安定した稼ぎを得ようと思うのなら中級店から始めるべきかも知れません。
確かに、格安店のほうが驚異のバック率(75パーセント)を誇りますから途切れなく男性客を得る自信があるなら、格安店で勝負してみるのもひとつの手でしょう。
しかしそのような実力は短期間で身に着くものではありませんから、それなりの若さがあってスタイルに自信があるなら、中級店で働くべきです。
高級店。
そして最後に高級店です。
高級ソープランドは、120分以上の時間で料金が50,000円以上のお店のことを指します。
ただ50,000円のお店はそう見つからず、65,000円以上のお店がほとんどです。
更に80,000円を超えて来ると「超高級ソープ」の称号を与えて良いでしょう。
男性客の支払いと、それに対するソープ嬢さんへのバックは大体、次のように成っています。
・120分コース:65,000円(男性客支払い)→40,000円(女の子バック)。
これだとバック率60パーセントですが、大半が折半(50パーセント)です。
しかしそれでも十分に儲かるのは、男性客単価が10万円ちかくするお店もあるからです。
高級店はソープ街の象徴とも考えられており、東京、吉原のタワー駐車場で有名な「将軍」などはその典型例です。
高級店で働ければ出勤日たった1人の男性客を接客しただけで4万円です。
これは通常、風俗求人で宣伝される35,000円を上回ります。
この35,000円という金額が通常の風俗店では、かなり高いハードルであることが考えれば、高級ソープで余裕で手に入る4万円がいかに高額かイメージできるでしょう。
20日勤務で月収80万円。
年収約1千万円にも到達します。
高級店の採用基準とは?
高級店で働くことがいかに好条件か、以上の説明で納得してもらえたと思います。
では、高級店での採用基準とはどのようなものでしょうか。
その応募や面接の場面から見てみることにしましょう。
調査対象にしたのは東京、吉原のタワー駐車場で有名な高級ソープランド「将軍」です。
将軍の求人広告。
まずは、将軍の求人広告を読んでみましょう。
そこから高級ソープ店が、いかにレベルの高い女性を求めているのかが分かります。
かいつまんで言うと、将軍は求人内で次のようなことを述べています。
「私共のお店は、他のクラブや風俗店でランキング入りを果たしているナンバー嬢、あるいは、身バレが絶対にできない様な芸能関係の女性しか求めていません。」
つまり、既にそれなりの成功を収めた女性が収入面など更なる好待遇を求めて移籍する・・・それが、高級ソープランド「将軍」なのです。
そういったことは、将軍のホームページからもヒシヒシと伝わっています。
なんとそこでは、まったく女性の顔写真を掲載していません。
つまり完全なシークレットなのです。
予約の際も、ただ女性のタイプを伝えることができるだけ。
「分からなくてもクレームにならない最高の女性を紹介できる!」というお店の絶対的な自信が表れていますね。
吉原の高級店を目指す風俗嬢のうち、このプレッシャーに耐えられる娘はどのくらい居るのでしょうか。
いずれにせよ、将軍のハードルの高さは相当なものです。
将軍の面接。
とにかく気軽な気持ちで応募できない雰囲気のある将軍ですが、さらに応募面接と成ると、どうなるのでしょうか。
店長みずからブログ形式で、面接の手順を公開しているので、ここに文面を変えて掲載させて頂きます。
(1) 近隣の駅にクラウンかジャガーでお出迎えがやって来ます。
(2) お店の待合室で履歴書記入。
風俗歴あり、なしの確認など。
苗字と年齢以外、プライバシーに関することは尋ねられない模様。
(3) 面接。
年齢、体重、身長、スリーサイズから始まり、以下のことが尋ねられます。
・なぜ将軍で働きたいのか?
・希望する出勤スタイル。
・喫煙の有無、タトゥーの有無、ピアスの有無、豊胸手術の経験の有無、手術跡やリストカットの有無、出産経験の有無、など。
・そして最後に、将軍のシステムの説明。
(4) 初出勤日の選択肢と、その日に身分証を持参することの確認。
(5) 希望する駅まで送迎してもらえます。
非常に紳士的だが厳しさの窺える選考。
以上が、高級ソープランド「将軍」の面接です。
「20歳から26歳まで」と成っています。
この若い年齢帯で、各業界(水商売、風俗、芸能関係)のトップを採用しようとしているのですから、面接自体は紳士的なものでしょうけれども、選考は非常に厳しいものに成ると予想されます。
まとめ。
以上の説明から分かるように、高級ソープランドにぽっちゃりさんが入り込む隙間はこれっぽっちも無いことが分かるでしょう。
いかに自分がグラマーで性格が良いとアピールしたとしても、スタイルが悪く、おデブさんな体形をしていたなら高級ソープに採用されることは、ほぼ不可能なのです。
ムッチリした体形は、非高級店でアピールすることにしましょう。