風俗でよく耳にする「お茶引き」の意味とは?
2018/02/03
風俗の世界にいる女性がよく耳にする言葉の中でも頻出語である「お茶引き(おちゃひき)」。
お茶引きとは、簡単に説明すると風俗においてお客がつかない状態の事を言います。
これから風俗の仕事を始めようか迷っている、という女性も、風俗の仕事を始めたけれどお茶引きで悩んでいる…という嬢の方も、お茶引きを避けるため、脱お茶引きのために、いくつかのポイントを紹介していきます。
お茶引きの意味とは?
お茶引きとは、風俗の専門用語で、一回の出勤で一度も指名が入らない、または一回もお客につかない場合の事を指し、そのような状態が一定期間続いている嬢の事を「お茶引き嬢」と呼んだりします。
また、略して「お茶」と言ったり、数日連続してお茶引きになる事を「連茶」などと言ったりします。
「昨日はお茶引いて暇だった」
「今日お茶だったら連茶だ…」
などと風俗の世界では頻繁に使われる言葉です。
また、お茶引きという言葉の語源ですが、江戸時代の吉原にあった遊郭が発祥と言われています。
遊郭とは、様々な形態で女性が男性の夜のお供をする場所です。
いわば広義での風俗や水商売という認識でした。
そしてそこにいる女性の中でも、人気の遊女とそうでない遊女がおり、あまり人気の無い遊女は暇を持て余していました。
そこで彼女らに任された仕事は、お客へ出すためのお茶の「お茶挽き」。
この意味が転じて、現在のお茶引きという言葉が生まれました。
また、同義に「ボウズ」という言葉もありますね。
これもお茶引きと同様に、水商売や風俗でお客が全く来ない、お客がつかない、という時に使われます。
給料がでない!?
さて、お茶引きがどういうものかを説明させていただきましたが、風俗が全くの未経験の方はここで疑問に思われる方もいるかもしれません。
それは、お茶を引くと結局どうなってしまうのか?
例えば、クラブやラウンジといった営業形態では給料が時給で支払われることがほとんどです。
つまりお客の入り方に関係なく、店自体にお客が来なくとも女性に支払われる給料は基本変わりません。
しかし、風俗の場合はほとんどが歩合制です。
つまり、お客の指名が入らなかったりお客に一度でもつかなかったりすれば、給料は基本0円となります(ピンサロなどの時給制のところは別)。
おそらく、これから風俗で働こうかと悩んでいる女性や、風俗の世界に足を踏み入れた嬢の方のほとんどは、普通のアルバイトをするのとは比べ物にならないくらいの給料の高さという、金銭面での魅力が動機となっていると思います。
しかし、いざ働いてみても毎回お茶を引いていると、歩合制である風俗ではお給料は一切支払われません。
むしろ待機時間のある分、結果的に損をしてしまうことになりかねません。
仮にもともと店そのもののお客の入りが基本的に良くないところで、店自体がボウズであるならば、風俗嬢個人が2日程度お茶を引いても、店側に問題がある場合もあります。
しかし、他の風俗嬢が普通に稼げているのに、自分だけがお茶を引いている状態がしばらく続くようならば、何らかの対策を講じた方が良いかもしれません。
辞めさせられるのか?
先にも述べた通り、風俗は歩合制の場合がほとんどなので、お客がつかなければその日の風俗嬢の給料は0円になります。
しかしながら、お店側としては特定の風俗嬢にお客がつかなくとも、歩合制なので人件費も発生しないわけです。
つまり、一部の風俗嬢がお茶を引いていようと、何か特別な理由が無い限り店側は辞めるように促したり、無理矢理辞めさせたりする事はまずありません。
中には採用条件に最低保証があるお店もあります。
最低保証とは、お客の入りに関係なく、ある程度最低限の給料を保証してくれる事を言います。
しかしそれは出稼ぎ(離れたエリアでの一定期間での勤務)や、人気のある風俗嬢に適用される場合が多いのです。
たとえ最低保証のお店があったとしても、お店側も商売ですから、度々お茶を引く風俗嬢が長期勤務していては赤字になってしまうので、保証を打ち切られる可能性もあります。
どうしてお茶を引いてしまうのか?
お茶を引いてしまう原因は様々あります。
まず、風俗の世界にも閑散期と繁忙期があり、店自体が暇な場合。
これは店側の問題なので風俗嬢が1日お茶を引くくらいでは悩む必要はありません。
問題になるのは、フリーのお客(指名せずお店にお任せをするお客)すらつかない状況です。
特に店自体のお客の入りが良い場合でもお茶引きになっている時。
そんな場合があるのかと思われるかもしれませんが、あります。
フリーのお客が来店し、その時空いている風俗嬢が3人いたとして、風俗店の店員は、3人の中で最も人気の嬢を紹介します。
その方が、確率的にお客がその風俗嬢を本指名にし、何度もお店に足を運んでくれると考えるからです。
このフリーのお客すらつかないという状態には、様々な原因があります。
まず大きな原因として、容姿の面でその店の他の風俗嬢よりも劣っている場合です。
風俗に来るお客は、女性との性的なつながりが目的であるため、顔が可愛くスタイルの良い風俗嬢は、特別な欠点が無い限り、お客の性的な対象としてはシンプルに人気が出ます。
そのような嬢ばかりが勤めている店では、容姿が並の風俗嬢では、フリーのお客もつきにくくなります。
また、オプションのNGが多い事もお客がつきにくい要因になります。
風俗に来るお客は、決して安くはない料金を支払って性的サービスを受けに来ているので、よっぽど容姿に自信がなければ、限られたオプションでお茶引きを回避するのは困難であると言えるでしょう。
その他考えられる理由としては、単純にやる気が見られない、接客態度が悪い、その店の店員と仲が悪く、お客を紹介してもらえない、などが挙げられます。
お茶を引かないようにするには?
自分と一緒に働いている風俗嬢ばかり人気があり、自分がお茶ばかり引き続けていたら、落ち込むのも無理はありません。
落ち込むだけならまだしも、給料がもらえないのですから、人によっては生活に直結してしまう場合もあります。
では、お茶引きの連鎖を止めるには、具体的にどうすれば良いのか、ポイントをご紹介していきます。
まず、お店によっては、働いている店の店長やスタッフの男性が義理で自腹をきってお茶を引いている風俗嬢のサービスを受ける場合があります。
これは「お茶消し」と言う行為で、その風俗嬢のサービスを受ける事により、お客さんにも紹介しやすくする目的もあります。
しかし、お茶消しばかりをあてにしていては、根本的な解決にはなりません。
具体的な原因から考えていきます。
まず容姿の面で自分が他の風俗嬢よりもレベルが低いと感じたら、店を変えることを考えてみます。
現実的で辛い話ですが、風俗の世界は見た目が占めるウェイトが大変大きいです。
自分の容姿を客観的に判断して、お金のため、と開き直って店を変えてみるのも手です。
さて、顔もスタイルも店のレベルに合っているのに、お茶を引いてしまう…という方は、自分が出来る性的サービスのオプションを一度見直してみてください。
NGオプションがあまりにも多いと、お客もそれなりに高いお金を支払っているので、同じくらいの容姿でよりディープなサービスをしてくれる風俗嬢を選ぶのは理にかなっています。
お金のため!と割り切って、今よりもあと一歩勇気を出してオプションの数を1つでも増やしてみましょう。
容姿も店の平均以上、性的サービスも標準以上の事は出来るとなると、考えられる原因は、勤務態度の問題です。
店の人間関係で辛い思いをすることもあると思います。
苦手なお客に執拗に迫られたりすることもある世界です。
そんな時に、ストレスが溜まって接客がいい加減になったり、周囲の人間にあたったりするような事が続くと、店の中でトラブルメーカー扱いをされるようになり、お客にも指名されなくなったり、店側も問題を避けようとしてお客をつけないようにしたりと、負の連鎖が始まります。
これらの事は自身でストレスコントロールを出来るようになる事が大切です。
それが難しければ、店を変えてしまうのも選択の一つです。
ルックスも良く、サービスの内容にも問題が無ければ、他の店でも一からやり直すチャンスはいくらでもあるはずです。
お茶引きが続くな…と思ったら、風俗そのものを辞めてしまう前に、一旦冷静になって色々な視点から考えて見ましょう。
最後に
お茶を引くと気持ちが焦って、向いてないのではないか、自分に何か大きな欠点があるのではないか、と思われる嬢の方もいるかもしれませんが、一度冷静になって自分の状況を客観的に判断してみましょう。
お茶引き打開の糸口が見つかるかもしれません。
それでもやはり自分は風俗には向いてないと思えば、完全に風俗とは縁を切ってしまった方が身のため、ということもあります。
これから風俗の世界に入ろうと思っている女性も、お茶引きで悩んでいる風俗嬢の方も、何かの参考になれば幸いです。