風俗嬢の部屋探しは大変?賃貸物件の探し方について
2018/02/25
風俗嬢のみで生計を立てていると、その特殊性ゆえに賃貸物件が借りられないリスクが高くなります。
社会的な信用に欠けることで入居審査を通過しにくい訳ですが、信用というものはそう簡単に得られるものではありません。
一般的に言われる信用を得る方法を実践したところで、風俗嬢という職種であるために入居審査で落ちやすいのが実情です。
風俗嬢として働きながら賃貸物件を探すためには、どのような方法で探して借りるべきなのでしょうか。
この記事では風俗嬢が苦労しやすい賃貸物件の探し方や、入居審査を通過しやすくなる方法について解説します。
風俗嬢は入居審査で落ちやすい
冒頭でも述べたように、風俗嬢という職種一本で生計を立てているとかなりの高確率で入居審査に落ちやすくなります。
それは風俗嬢として働く女性全般に言える特徴ゆえなのですが、入居審査で落とされやすい具体的な理由としては以下のようになります。
夜型の生活で近隣トラブルを招きやすい
風俗嬢全体に言えることですが、風俗で生計を立てる際には基本的に夜型の生活になっています。
そのため一般的な昼型の生活を営む人々とは生活リズムがそもそも違うことになり、夜中の生活音によって近隣トラブルを招きやすくなります。
賃貸物件の壁の薄さにもよりますが、足音やテレビの音だけでも近隣住民が眠りを妨げられ、近隣トラブルの結果として別の住人が引っ越してしまうことにもなりかねません。
大家としても家賃収入を減らす可能性のある住人を住ませたくはないため、最初から入居審査で落とす場合が多いようです。
浪費癖のある女性が多い
風俗嬢といえば一晩で高収入を稼ぎ出す職種である一方、浪費癖のある女性が多数働いているのもまた事実です。
浪費癖が重度の場合であれば家賃を滞納することも考えられるため、風俗嬢という職種であるだけでも断られる場合があります。
収入源が定かでない
特に専業の風俗嬢であれば確定申告をしていないことがほとんどであるため、毎年の収入源が定かでないことが大家としての心配の種になります。
収入源が定かでない時点で家賃を毎月きちんと払っていけるという確証が得られないので、家賃収入の得にくい住人を住まわせることが大家にとってのデメリットになることを懸念するという訳です。
過去に支払いの滞納を起こしたことがある
上記の理由とも通じるものがありますが、毎月の収入が安定せず増減の激しい風俗嬢では、過去に携帯代や家賃を滞納したことがある女性も中にはいます。
滞納した本人は遅れてでも支払ってあるのだからそれで良いように思いますが、家賃収入を得る側の大家としては、一度でも滞納しているとまた次も滞納するのではないかと疑いたくなるのです。
その上風俗嬢という社会的に信用しにくい職種で働いていれば、何の証拠もなしに信用しろというのがまず無理な話です。
個人事業主の登記をしていない
これも専業の風俗嬢でよくあることですが、風俗嬢とはそもそも個人事業主扱いされているため、自分で個人事業主としての登記をしておかなければなりません。
しかし個人事業主の登記が必要であることを知らない風俗嬢も多いため、基本的には登記していない風俗嬢がほとんどです。
この個人事業主としての登記を済ませておかなければ、風俗嬢として働いていても社会的には無職やフリーターといった肩書きになってしまいます。
このような肩書きの人間を入居させたがる大家もいないため、入居審査で落ちる確率が高くなります。
こうした理由により風俗嬢は入居審査で落ちやすい訳ですが、それでは風俗嬢でも入居審査を通過しやすくする方法はないのでしょうか。
入居審査を通過するためには
風俗嬢として働きながら賃貸物件の入居審査を通過するためには、以下の方法が有効となります。
風俗嬢OKの不動産屋を探す
これが最も確実な方法ですが、不動産屋の中でもごく稀に風俗嬢OKなところがあります。
こうした不動産屋の賃貸物件になると取り扱われている物件数が少ないことと、家賃の料金設定が若干高めなことがデメリットとして挙げられます。
しかし通常の不動産屋では借りられないような優良物件に出会えることもあるので、自分の勤務先付近にそういった不動産屋があれば、優先的に相談することをおすすめします。
恋人や家族に代理名義で借りてもらう
恋人や家族に風俗嬢であることを明かしている場合であれば、代理名義で賃貸物件を借りてもらう方法もあります。
ただ風俗嬢をしていることを身内に明かせる女性も少ないので、あまり現実的な方法とは言えないかもしれません。
預貯金をなるべく多くしておく
預貯金の金額によって信用を得る方法もありますが、たとえその金額を満たしていたとしても入居審査で落ちる可能性は依然として高いままです。
不動産屋によっては家賃の25ヶ月分を必要とするところもあり、風俗嬢を始めたばかりであればかなりハードルが高く感じられるでしょう。
アリバイ会社のある風俗店で勤める
風俗店の中には一般職に勤務していることにするためのアリバイ会社と提携している場合もありますが、実際に正社員として在籍させてくれる会社はほとんどありません。
基本的には一般職で働いているように見せかけるそれらしい文書を発行してくれるだけなので、アリバイ会社があるからといって入居審査を通過しやすくなる訳ではないことは念頭に置く必要があります。
風俗嬢として働いていると入居審査の通過がかなり難しい問題であることは、これまでの内容からも分かる通りです。
こうした問題を理解した上でそれでも入居審査に通過しやすくするためには、社会的な信用を得ることも考慮するといいかもしれません。
社会的な信用を得るためには
風俗嬢として働きながらも社会的な信用を得るためには、以下のような方法をとることが有効です。
個人事業主として登記しておく
個人事業主として登記しておけば、書面での手続きは煩雑になりますが社会的な信用を得やすくなります。
何をして生計を立てているのかについて言及された場合には、モデル業とでも取り繕っておけば無難です。
個人事業主として登記した時点で確定申告は必要となるので、それによって源泉徴収票として収入源を書面化することも可能となります。
毎年の確定申告を行う
毎年の確定申告を行うことで納税の義務をきちんと果たしていることも証明できるので、より信用度を上げやすくなります。
高収入を得て法人登記する
さらに信用度を上げたい場合であれば、高収入を得て法人として登記することもできます。
ただし法人登記した場合には過去に一度でも赤字を出してしまうとかえって信用されなくなるため、常に黒字を出し続けられるよう収入を調整していく必要があります。
社会人らしい立ち振る舞いを心がける
大家や不動産屋もまた一人の人間である以上、個人として接した際の礼儀作法を重要視することは十分考えられます。
社会人としてふさわしい敬語やマナーを実践することで、好印象を与えやすくなります。
たとえ風俗嬢OKの不動産屋であっても、慇懃無礼な女性が賃貸物件を探していては真剣に取り合ってくれなくなるかもしれません。
信用は肩書き以外でも得られることを肝に銘じ、賃貸物件を探す際にはきちんとした立ち振る舞いを心がけましょう。
まとめ
風俗嬢という職種の不安定さにより賃貸物件を貸し渋られることは多々ありますが、絶対に借りられない訳ではありません。
仮に風俗嬢ということで応じてもらえない場合でも露骨に態度を変えることはせず、何とか賃貸を借りられるよう誠実な姿勢で臨むことが大切です。
あるいは賃貸物件が借りられない旨を店舗側にきちんと伝え、相談に乗ってもらうことで解決できることもよくあります。
賃貸物件の探し方については、自分の状況に合わせて対応を変えていくといいでしょう。