キャバ嬢あるある。枕営業ってどんな客にたいしてするのか、その基準は?

2018/02/18

キャバクラやラウンジなんかで働いていると必ず耳にする言葉枕営業。
この方法は広く知られており、指名を取る為に有効な手段である反面、お店で働くキャストにとっては悩みの種になる事も多い様です。

今回はキャバクラにおける、枕営業とその基準について解説致します!

そもそも枕営業ってどんなもの?

post-2172本来キャバクラは、お客さんとお酒を飲みながら楽しくお喋りをして会話を盛り上げる場所です。
お客様はそういった楽しい気持ちにしてくれる女の子にお礼の意味を込めて、高いお酒の注文をしてみたり、個人的にプレゼントを渡したりするのです。

この様な自分を指名してくれるお客様を増やすことでキャバ嬢の給料が上がりますので、キャストである彼女達は各々接客技術に磨きを掛けます。
男性に対してどの様に接すれば印象が良くなるのか、お客様の好きな話題はなんなのか、見た目はどんな風にすればウケがいいのか等
キャバ嬢の向上心と努力によって、お店全体のレベルが上がっていくのです。
こういった努力に匹敵、あるいはキャストによっては超越してしまう営業が枕営業です。

簡単に言ってしまえばお客様とエッチしてしまうことですね。

意図しない枕営業

キャバクラに足を運ぶ男性の多くは、キャバ嬢とあわよくば…なんて期待を込めて遊びに来ている方も少なくありません。
その感情を利用してお金を引き出す技術を身に付けているキャバ嬢も多数見受けられますが、一般的にはなかなか難しい技術です。
俗に言う手のひらで転がす事を得意とするキャストでなければなりませんし、こういった能力は後天的に身に付ける事は難しく天性の才能である場合が多いです。

その為、同じ様な事をしようとしても断るタイミングが分からず、結果的にアフターや同伴でホテルへ誘われてしまい、意図せず体の関係を持ってしまうキャストもいます。
またキャバ嬢のドレスやコスチュームは露出度の高いものが多く、男性の性的興奮を刺激するには十分な威力がありますし
枕ましてやお酒が入って少し積極的になっている男性にとっては興奮を抑えきる事は難しく、その勢いでキャバ嬢を持ち帰る事に必死になります。
仕事に慣れたキャストであればその様なお客様をあしらう事は簡単かもしれませんが、経験の浅いキャストや気の弱いタイプのキャストは顧客の勢いに負けてしまう事も多いです。

枕営業と一口に言っても、意図して行ったものかそうでないかで印象は大きく変わりますね。

意図的に行う場合

では逆に自分から枕営業をしている人はどうなのでしょうか。
枕営業を当たり前に行う彼女達の共通点は指名を楽に獲りたいと思っている所です。
なぜならお客様とセックスを行うだけでお店に来てくれるということは、楽しませるための会話術や、気の利いた行動なんかを勉強しなくても良いからです。

こういう嬢の特徴は、初めて接客するお客様でも最初から枕営業を仕掛ける傾向にあります。
特にお金を持っているだとか、来店頻度が高いだとかは考えず、とにかく自分の指名を得る為に自分に興味を持った人間には片っ端から営業する事が多いです。
もちろんお客様からすればラッキー極まりない事ですし、男性の中でキャバ嬢とセックス出来たというのは、仲間内でも結構なステータスになったりします。
また、指名すればヤらせてくれるというイメージが付くので、お客様が店舗に足を運ぶ回数も増え、自ずと指名が増える傾向にあると言えるでしょう。

こういった枕営業をすることに関して特に抵抗を感じないキャストは、キャバクラから風俗へ転身するケースが多いです。
体を売る営業方法であれば、キャバクラよりも風俗の方が割に合いますし給料も上がりますからね。
キャバクラで指名を取る為に体を売っていても、実際にそのお客様が店舗に来るかどうかは不確定ですし、なによりお客様とホテルで会っている時間は給料が出ません。
で、あれば指名を取る為ではなくお金の為に体を売る方が効率的かつ手っ取り早いことに気が付く人が多いのでしょう。

枕営業によるリスク

店舗で働き辛くなる

キャバクラで枕営業というのは嫌われる傾向にあります。
これはお客様からではなく、店舗の人間…特に同じ職場のキャスト達からという意味です。
枕営業はご法度と考えるキャストは大勢おり、キャバ嬢の間では暗黙のルールとして存在しています。

もちろんそういった事に緩いお店もありますが、有名店舗や大型グループ店に関しては規律の厳しい所が多い傾向にある様です。
その中で枕営業をしているキャストがいれば、他のキャストは心中穏やかではありません。
なにしろ皆が自粛しているご法度を堂々としているのですから。
そういった方法で指名を稼ぐ事が出来ても、キャストやお店中であの娘は客と寝ているから反則してまで指名が欲しいのかなどと妬みの込められた噂を流されてしまう事もあるでしょう。

そんな言葉を無視してでも営業スタイルを貫ける強いメンタルをもっていれば問題無いかもしれませんが、毎日毎日罵られていてはストレスも溜まってしまいます。
また同じテーブルについてお客様を接客する事が多いキャバクラで、そんな内部分裂が起きていればサービスの質は低下します。
キャスト同士のフォローや、協力して盛り上げるチームワークがある事で複数人に対しての接客が上手くいくのに、それが出来なくなってしまいます。
なにより嫌いな人間と同じ席で接客しなければいけない事で、キャストが満足のいく100%のパフォーマンスを発揮する事が出来ません。

枕営業には、従業員同士の人間関係を拗らせてしまう可能性がある事から、規律の厳しい店舗ではデメリットも大きいと言えます。

店舗そのものに迷惑がかかる場合がある

お酒また枕営業をすることで個人の自己責任になるのであれば全く問題が無いのですが、同じ店舗で働いている以上それだけでは終わりません。
お客様からすればあの店舗は指名すればヤらせてくれる子がいるという印象になり、枕営業を一切していないキャストにまで関係を迫ってくるようになります。
そうなってしまえば店全体の客層は悪くなってしまい、元々足を運んでくれていた常連さんが来なくなる理由としては十分になってしまいます。

たった一人の雑な接客が、店舗全体に影響を与えかねないのです。

自身のスキルアップに繋がらない

前述で少し表記しましたが、セックスする事を前提に営業を行ってしまうと接客に対しての向上心が薄れてしまう傾向にあります。
体の関係を持つ事は確かにお客様への営業として絶大な効果を発揮する反面、その他のサービスの効果が弱まってしまいます。
男性客はあわよくばセックスが出来るかも、と期待を込めているキャストに対してお金をよく使います。

それはキャストの接客の技術が誘導させたもので、努力の賜物と言える他ありません。
言わば顧客にとってキャバ嬢とのセックスはゴールの様なものなのです。
しかし枕営業によって最初から顧客をゴールさせてしまうキャストは、それまでにある駆け引きや自分に振り向かせる為の努力をすっ飛ばしています。
その為、それまでに培われるはずの技術が身に付かず、どれだけ長い間キャバ嬢として働いていても枕営業でしか指名客を取れないキャストになってしまうのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
枕営業にはメリットと同等、もしくはそれ以上のデメリットが存在する事がお分かりいただけたかと思います。
もし枕営業をするのであれば不特定多数のお客様に対してではなく、他のお客様よりも圧倒的にお金を使ってくれる特別な方にだけしてあげる方が効果的と言えるかもしれません。

お客様の誕生日であったり、泊りの旅行に連れて行ってくれるお客様であれば、自分から指名を逃さない様にお礼と称して枕営業をすることで
より特別な存在である事を相手に認識させる事で、自分の揺るぎない収入源とする事が出来るでしょう。

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