風俗店を辞めると決意した時!どうすれば円満に辞められる?
もうこの仕事に疲れた、人間関係がつらい、このお店で続ける自信が無い、思っていた程には稼げない、お客様がストーカーになってしまった、新しい仕事を始める、結婚する・・・。
理由は一人一人違うでしょうが、誰しもいつかは風俗店を辞める時がやって来ます。
風俗は、ずっと長く続けていける仕事とは言えません。
年齢的に、そして肉体的にも精神的にも、この業界で長く働いていく事は大きなストレスとなるでしょう。
でも、いざ辞めたいと思っても、すんなり辞めさせてもらえるのか、揉めたりせずに円満に辞められるのか。
そう不安に感じる女性も多いでしょう。
風俗という水商売の世界では、そういった点は気になりますよね。
きちんと言えば辞められる!
まず、大抵のお店の場合、辞める決意をしたと言えばきちんと受け入れてくれます。
できれば、辞めたい日の一か月前、遅くとも二週間前までに、お店の人に直接伝えるのが望ましいです。
多くのお店では、入店する時の説明で「辞める時は一か月前までに言って下さい。」
と言われると思います。
もし一か月前というのが無理でも、民法では二週間前までに伝えれば問題は無いとされていますので、その点は安心して下さいね。
これは風俗だからと言って、特別な事は無く、普通の会社と何ら変わりません。
一般的な常識やマナーを守って、前もってきちんと伝えれば大丈夫なのです。
もしも、ある日急に出勤しなくなったりすれば、それまでの未払い分の給料も請求できませんし、何となく後味も悪いですよね。
すんなり辞められるかは自分次第
ただ、そうは言っても、辞めたいと言われて「はい、わかりました。」
とあっさり認めてくれる事も少ないでしょう。
そんなにすぐに認められてしまうと、「自分は不人気で、お店に必要のない嬢なのかな・・・?」
と少し寂しく感じませんか?
大抵の場合は、お店の売上や人材確保といった面から、なんとか続けて欲しいと引き止められるでしょう。
「完全に辞めなくても、シフトを減らせば働けない?」や、「あと一か月だけお願いできないか?」
などと言われますが、これらは常套句です。
特に売れっ子の嬢に急に辞められてしまうと、お店側は困りますからね。
何とか思いとどまってくれないかと、色々な条件を出してくるでしょう。
それでも、自分の中でもう決意を固めているのならば、「もう絶対に辞めます!」という強い意志を伝える事が大切です。
余程のブラックなお店でない限り、ここまで言われれば、それ以上引き止める事は無いでしょう。
辞める理由はどうするか?
しっかりした辞める理由がある場合は、そのまま伝えれば問題無いでしょう。
しかし、納得させられるような理由が無い場合は、どう言えば良いのでしょうか。
具体的には、まず「目標金額まで貯金ができたから辞める」というのがあります。
風俗で働く理由で一番多いのが金銭に関する事だというのは、お店の人間なら百も承知です。
ですので、こう言われると、これ以上引き止めても無駄だとすぐに悟ってくれるのです。
実際に、人気の高い売れっ子嬢ほど、いつまでに辞める、これを達成したら辞める、という目標を明確に持ち、すっぱりと辞める傾向にあるようです。
また、「就職が決まった」や、「精神的につらくてもう続けられない」というのも多い理由です。
他にも、「身内や彼氏(夫)、知人に、風俗で働いている事を知られてしまった」というものがあります。
この理由を使う上でのポイントは、知られたかもではなく、完全に知られてしまったと言う事です。
こう言われればお店からは連絡がしづらくなりますので、すんなり辞める事ができるでしょう。
はっきり伝えないとこんな問題も
とは言え、お店の店長の人柄やお店の雰囲気などに対する不安から、予め辞めたいと伝えても揉めるだけだと判断して、何も言わずに辞める嬢は後を絶ちません。
しかし、ここで注意しておきたい点があります。
はっきり伝えてから辞めないと、お店の写真やホームページのプロフィール写真などが消去されず、ずっと残ってしまう事があるのです。
風俗の業界では、嬢がしばらく無断で休んで、もう来ないだろうと思っていたらまた突然戻って来る、という事が少なくありません。
そういった業界特有の緩さがあるのです。
その為、はっきり言わないままにしておくと、こちらは辞めたつもりでいても、お店はまた戻って来るかも知れないからと考え、そのまま籍を残しておいたりするのです。
そうなるとずっと写真やデータがそのままになってしまうので、きちんと伝えて、綺麗に消去してもらう事が必要なのです。
ブラックなお店だった時はどうする?
中には悪質なブラックなお店も稀にあり、現在はかなり減ってきていますが、脅しをかけてきたり、暴力を振るったりというトラブルになる事例もあります。
とは言え、こういったお店はすぐに噂になりますし、長く営業を続けていく事は難しいでしょう。
もしも辞めたいのに辞めさせてもらえないという状況になったり、辞めると言ったら罰金を払えと言われたり、給料は払えないと言われたりした時は、できれば弁護士に相談する事をおすすめします。
これらの行為は明らかに違法ですので、一人で抱え込まず、プロに相談する事が大切です。
家族や知人に風俗勤務の事をしゃべると脅してくる事例も、稀にですがあります。
ここまでくると、さすがに一人で解決するというのは難しいかも知れません。
そうして悩んだ結果、どうしようもできなくなり、バックれてしまう嬢もいます。
ブラックなお店を避ける為には、お店選びの時点からの見極めが重要です。
まずは、よく分からないお店よりも、昔からある老舗店や有名店、大規模店など、安全性の高いお店を選ぶようにしましょう。
また、ブラックなお店ではなくても、辞めると伝えた日から辞める日まで、嫌がらせをされたり、お客様をつけてもらえなくなったりするのでは、という不安もあるでしょう。
まず、フリーのお客様は、あまりつけてもらえなくなる可能性が高いです。
もうすぐ辞める嬢にフリー客をつけても今後の利益には繋がらないので、お店の事を考え、この点は仕方が無いと諦めましょう。
辞める日までは、おそらく本指名のお客様中心の接客になるでしょう。
辞めた後の事を計画しておきましょう
そして、辞めると決めた時には、辞めた後の事をきちんと考えておかなければいけません。
新しい仕事をどうするのか、収入はどうなるのか、生活は成り立つか。
他店に移る場合は、お店の雰囲気や客層、システムなどが自分に合っているかどうかを見極める必要があります。
風俗そのものを辞める場合は、新生活に向けて色々と準備が必要になりますね。
今後の事をあまり決めずに勢いで辞めてしまうと、またこの業界に戻って来る事になりかねません。
実際に、新しい仕事に馴染めなかったり、収入の少なさに我慢できなくなったりという理由から戻って来る女性は多いです。
特に、風俗の仕事を長く続けてきた女性に多いです。
いきなり全く違う仕事や生活に身を置くのは不安がありますし、肉体的にも精神的にも大きなストレスになりそうですよね。
そんな時は、まずは少しずつシフトを減らしたりして、その分、新しい事をスタートさせてみると良いでしょう。
他の職種でアルバイトを始めてみたり、興味のある分野の資格を取ったり、勉強をしたり、と色々あります。
このように少しずつ慣れていく方法なら、無理なく新しい生活にシフトしていけるのではないでしょうか。
まとめ
辞めたいと伝えれば、大抵のお店では引き止められたりします。
ですが、もう辞めるという意志をはっきり伝え、今までの感謝の思いを伝えれば、きちんとしたお店なら承諾してくれるでしょう。
但し、あまりにもしつこく引き止めてきたり、脅迫のような事を言ってきたりするお店はブラックですので、きちんと対処する必要があります。