風俗嬢へのアベノミクスの影響とは?恩恵があるのは上下だけ?
2018/02/25
かつてのアメリカ大統領のレーガンが施策した、金融緩和を主体とする経済政策のことを「レーガノミクス」と言うことは皆さんご存知かと思います。
その造語に倣って作られたのが安倍政権における「アベノミクス」という言葉です。
このアベノミクスにより日本経済の景気が回復していると報じるメディアもありますが、風俗で働く風俗嬢たちにその恩恵はあるのでしょうか。
恩恵が全くないとは言い切れませんが、その恩恵を感じるより先に稼ぎにくさに喘ぐ風俗嬢が増えていることが現状としてあります。
国全体としての景気が回復することで、風俗全体としてはどのような影響が出るのでしょうか。
この記事では風俗嬢へのアベノミクスの影響と、景気回復の最中にも関わらず稼げないと嘆く風俗嬢たちを取り巻く要因について解説します。
風俗嬢はアベノミクスで稼げるようになった?
金融緩和による経済効果を国民全員が実感するまでに相当のタイムラグが出ることはもちろん、景気回復したからといって全ての国民の生活が楽になるとは限りません。
例えばこれまで富裕層として生活していた人々であれば、景気回復により企業から貰える給料やボーナスの金額が改善されることはもちろんあるでしょう。
しかし中級層以下の一般世帯として括られる人々の生活は依然として楽にはならず、増税された税金分により貧困に喘ぐ人々の割合が高くなったことの方が問題視されています。
そのため風俗業界以外では利用者層がすでに上下に二分されており、富裕層ではお金が増えたことによりさらに高い高級店へと出向くようになり、それ以外の層ではお金のやり繰りが厳しいことで激安店へと駆け込むようになりました。
風俗業界においても、アベノミクスの影響によって同様の事態が起きつつあることはまず間違いありません。
アベノミクスによる影響の実態とは
アベノミクスによる影響の実態は前述した内容だけでも何となく想像がつくかと思いますが、この章ではさらに掘り下げて解説していきます。
高級店以上で恩恵が出ている
自身のお金が増えたことにより、今まで高級店に通っていた男性客がさらなるレベルを求めて超高級店へと出向くようになっています。
そのため高級店で実際に働いている風俗嬢でも、高級での稼ぎの悪さを感じ取り、超高級店へと移籍したり、あるいは他店と掛け持ちしながらお金の稼ぎを安定させようとしています。
風俗嬢もまたサービス業の一種であることに変わりないため、景気の影響を顕著に受けやすいことをあらかじめ知っておくといいでしょう。
一般会社員は中級店以下に集中する
また富裕層以外の一般会社員では増税の煽りが厳しくなるため、自身の娯楽に使えるお金が少なくなります。
そうなると今まで通っていた風俗店では、料金設定の高さからあまり頻繁に通えなくなってしまうこともあるかもしれません。
そうなれば風俗を利用できる頻度を重視する男性は、さらに安い料金設定の激安店に駆け込むようになります。
こうした利用者層の明らかな偏りが見られることにより、中級店に在籍する風俗嬢では今まで以上に稼げなくなるといった事態が発生してしまうのです。
元々指名率の高い人気嬢であればその影響も少なく済みますが、フリー客ばかりにつかされた暇嬢であればその影響は看過できるものではありません。
アベノミクスという景気回復の材料が出たにも関わらず、今なお稼げない風俗嬢が多いのは経済関連以外の要因が同時に働いているせいでもあります。
具体例については次章で詳しく確認していきましょう。
アベノミクスがあってなお稼げない理由とは
アベノミクスの影響を受けてなお稼げないのには、景気絡みでの問題以外での要因が際立ち始めたからです。
その主な要因については以下のようになります。
需要と供給のバランスが崩れている
アベノミクスが実施される以前、日本全体が不景気の波に呑まれた際には月給20万円を稼ぐこともかなり厳しい時期がありました。
非正規雇用が当たり前となり安定しない収入の中、安い給料での苦しい生活のやり繰りと、いつクビにされるとも分からない不安が付きまとう働き方に嫌気がさして風俗嬢へと転向した女性も実際に多いのではないでしょうか。
風俗嬢といえば時代を問わず女性として高収入を稼げる職種として知られていますが、その甘い蜜を求めて数多くの女性が今なお風俗嬢として転向してきます。
そのため男性客の人数以上に風俗嬢が増えている事態が発生しており、需要と供給のバランスが崩れたことにより風俗嬢という職種自体が稼げなくなりつつあります。
ただし風俗嬢全般が稼げないというと語弊があり、風俗嬢もまた良質なサービスを提供できる優れたルックスの女性のみが稼げる職種へと変化しつつあるのです。
以前のように女性であれば誰もが稼げた時代は終わり、今後は優れた風俗嬢ほど超高級店でよく稼ぎ、平均以下の風俗嬢では激安店で何とかしのぎを削るしかない時代が到来しようとしているのかもしれません。
風俗サービスの多様化による
風俗嬢は誰でも稼げたとされる時代であれば、風俗店といえば箱ヘルやソープといった店舗側の風俗店しか経営されていませんでした。
しかし現在では無店舗型のデリヘルが飛躍的に増加してしまったがために、店舗まで通わなくとも風俗嬢と大人の遊びを楽しむことができます。
また直接的に愛撫されなくても良いのであれば、チャットレディのようなライブチャットを見ながら自分でヌイてしまう方法だって確立されています。
店舗を介さずアダルト掲示板でお金を稼ぐ女性までいるのです。
こうした風俗サービスの多様化により、実際に店舗で働く風俗嬢たちの稼ぎが減ったと同時に、別の働き方を選択した女性の方がより稼げる構図が出来上がりつつあります。
性病のリスクが高まっている
インターネットをよく利用する人であれば周知の事実ですが、最近では外国人の流入により風俗店の客層も徐々に変化しています。
例えば外国人観光客であればそもそも性病の検査を求めることが困難であるため、客として受け入れた時点でその性病のリスクは未知数です。
外国人を相手にしたからといって必ずしも性病を移される訳ではありませんが、風俗を利用する男性の中でも性病のリスクを心配する人は少なからずいます。
そのため外国人が風俗店を利用する場面が増えたことにより、結果として日本人が風俗店から遠ざかる事態が発生しているのです。
こればかりは風俗嬢自身がどうすることもできないので、万が一自分が外国人に指名された際にはS着で接客することをおすすめします。
まとめ
2020年の東京オリンピックに向けて、建築および運輸業界は雇用口が増えてかつ業績好調となりつつあります。
しかし今後とも外国人が増え続ければ、外国人客の来店による日本人客の風俗離れは止めようがありません。
アベノミクスによる恩恵を直接受けるには高級店以上の風俗店に在籍するしかないので、それ以外の価格帯に在籍する女性であれば高級店にランクアップするか、激安店までランクダウンするかの二択を迫られることになります。
ただ風俗嬢は稼げないと言われる現状であっても、一般職に比べればその稼働時間の短さの割には十分稼げていることを忘れてはなりません。
風俗嬢以外で働ける自信がないのであれば、風俗嬢としていかに生き残るかを優先する必要があります。
どの業界に属していても景気の波に合わせて働き方を変える必要があり、時代の流れを読む努力なくして稼ぐことはできないことを肝に銘じる必要があります。