近年、シングルマザーの風俗嬢が増加している理由
現在日本の夫婦の離婚率は厚生労働省の調べによれば約30％、3組に1組が離婚経験者、つまり3人に1人がバツイチ以上というデータがあります。
またシングルマザーの割合は全体で約87万人、日本にいる女性の100人に一人がシングルマザーであるという調査結果が出ています。
母子家庭等のひとり親家庭に対する政府のセーフティーネットは、クリアしなければいけない項目が多く、十分にその恩恵を受けられていない方もたくさんいらっしゃいます。
そしてここ数年で風俗で働く女性のうち6人に1人はシングルマザーとも言われる程、シンママの風俗嬢が増加傾向にあります。
今回はそんな風俗で働くシングルマザーに焦点を当てて解説していきたいと思います。
どのような経緯で業界に足を踏み入れるのか
子育てをしながら働くママ、と聞くとかなりハードな生活を送っているイメージがありますよね。
実際その通りで、安定的に給与の得られる正社員として仕事をしながら育児をするのははっきり言って普通の人には無理なレベルです。
特に子供と過ごす時間を確保する事が難しく、そのことがネックで子育てに自信を持てない方も少なくありません。
かといってバイトやパートタイマーのような仕事では給料が少なく、子供を満足に育てる事が出来ませんし、八方塞がりです。
そんな時に時間の融通が利く、託児所がある、給与が高いといった検索方法で求人を探していると、必ずと言って良いほど風俗店の求人がヒットします。
自分の為ならば風俗で働くのには抵抗が働き思い留まる方も多いのですが、子供という守るべき存在がいるシンママにとっては自分よりも子供の生活を優先する傾向が強いのです。
その為、世間からはグレーな印象で見られがちな風俗業界にも、思い切って踏み込む方が多い様です。
シンママが風俗で働くメリット
ではそんな思い切って飛び込んだ世界には、シンママにとってどんなメリットがあるのでしょうか。
稼ぎが圧倒的である
やはり一番は高い給料を稼げることでしょうか。
もちろん風俗業界は完全歩合の世界ですので、顧客が付かなければ給料が0の場合もあります。
しかし一度固定客を捕まえてしまったり、ランキングの上位に食い込むことになれば、その収入は跳ね上がります。
一般的にシングルマザーの様な時間に限られた働き方をしている人の平均日給は2～3万円程。
これでも一般的なサラリーマンの給与は超えていますが、予約を埋められる様にでもなればその収入は倍以上にもなり、10日ほど出勤するだけでも一般家庭の収入くらいは稼ぐ事が出来ます。
子供を育てていく上で学費や医療費などのお金が掛かる事も多いので、金銭面での不安が解消される事は非常に安心出来ると言えるでしょう。
子供との時間を作れる
普通の会社であれば、出勤時と家に帰るまでの通勤時間、そして会社で働く拘束時間の間は子供と離れていますし
正社員は週5～6日の勤務が一般的ですので、我が子と過ごす時間は限られてしまいます。
小さいお子さんがいる家庭は託児所や保育園などに預けている方もいらっしゃいますが、都心では待機児童の多さからそういった子供を預ける施設が満員で利用出来なくなっている問題もあります。
またそういった施設に預けられたとしても、大切な存在であるお子さんと長く一緒に過ごしてあげたいと願う母親にとっては、その離れた状態が続くのは非常に心苦しい事であります。
その点において風俗での勤務は休みを多くとれますし、出勤日も普通の会社員ほど長くはありません。
店舗の営業時間によっては、お子さんが寝静まった後に出勤する事も出来ます。
さらに風俗店によっては提携の託児所を提供してくれるところもあり(有料の場合が多いですが)、子供と離れる時間を少しでも短くしたいママさんにとって嬉しい待遇です。
ですが託児所ありと謳っておきながら、実際にはそういった待遇は何一つなかったりする悪質な店舗もありますので、トラブルに巻き込まれない様にきちんと事前に確認しておくことが大切です。
シフトの融通が利きやすい
一般企業での面接の際に、シングルマザーである事を伝えると子供さんが発熱や急な病気、ケガをした時はどうしますかといった質問に対して
周りに頼れる親族や友人がいない方は、なかなか答えに困ってしまいます。
会社を休みますと普通に答えても、落とされてしまう心配もありますし、嘘をついて入社しても実際に子供が病気に掛かってしまえば休まざる負えなくなるので根本的な解決には至りません。
風俗店であればそういったシングルマザー特有の事情には寛大な所が多く、あらかじめ面接の時点で店舗に相談しておけば快く快諾してくれる所は多いでしょう。
しかしソープやファッションヘルス、新地などの出勤するキャストに部屋を割り振るタイプの店舗では、急な欠勤や遅刻については厳しい場合が多いですので
そういった店舗ではなかなか入店を認められない事がほとんどです。
その為、自由なシフト調整を求めるのであれば、デリヘルやホテヘルなどの比較的シフトに緩いお店を選ぶと良いでしょう。
相談できる相手が増える
冒頭で少しご説明しましたが、風俗店では働くシングルマザーが増えている傾向にあります。
初めて風俗業界に飛び込んだ方でも、店舗にはたくさんの同じ境遇の方がおり、相談できる相手が豊富であると言えます。
もちろん仕事に関して色々聞いてみるのもいいですし、子育てや日々の悩みなどを打ち明けてみても良いでしょう。
同じ環境で生活する先輩が何人もいるという事は心強いですし、相談相手がいるのといないのでは心の持ちようも変わってきます。
またシフトが自由である為休みの日等も合わせやすく、仕事場だけの関係ではなく日常生活の面においても良い友人関係を築ける事も多い様です。
風俗で働くことはいけない事?
シングルマザーとして風俗店で勤務する人の多くが抱えるこの疑問。
世間では子供がいるのになんて商売をしているんだ子供が可哀そうなんていう人も少なくありません。
確かに一般的な企業で働く人にとっては、夜の業界は怪しく見えたりするのかもしれませんがそれは一部分を見て、そういう風な事を主張しているに過ぎません。
離婚した原因を母親の忍耐力が足りないだの自分のわがままだ！なんていう頓珍漢な言葉を投げかけてくる人間もいます。
夫が子供に、妻に暴力を振るう人間でも忍耐を貫くことが必要なのでしょうか?
奴隷の様に毎日家にこもらされ家族の面倒を見続けている人間が少しの自由時間を望むことがわがままなのでしょうか?
シングルマザーになった経緯は人それぞれであり、一般的な理由など存在しません。
そして自分で子供を育てる事を決意した上で、子供の為に働くことはたとえどんな業種であっても素晴らしい事です。
この世の中には我が子を育てる事を放棄する方もおり児童施設に預ける方だっているの中で、大切な存在の為に身を粉にして働く事の何がいけないのでしょうか。
頭ごなしに風俗や水商売を否定する方々は、そんなシングルマザーの人たちにとって助かる支援をしているわけでもありません。
ただ自分と違うから、一般とズレているから否定しているのです。
愛する我が子の為に働く母親を否定する権利など、誰も持っていません。
周りの人間の否定する言葉は、右から左へと聞き流し、心に留めない様にしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
風俗店でシングルマザーとして働くキャストには様々な理由やメリットがある事をご理解いただけたでしょうか。
1人でも多くの方が風俗で働いたことを後悔せず、今後の人生のステップアップに繋げられる経験だったと言える様に
そしてなによりも頑張るママのお子様の健やかなる成長を心より願っております。