キツいと思う接客はキスかお触りか、セクキャバで働くキャストに聞きました。
キツいと思う接客はキスかお触りか、セクキャバで働くキャストに聞きました。
風俗というお仕事の中では比較的ソフトサービスのイメージが強いセクキャバですが、そこで働くキャスト達からはチラホラとお仕事の悩みが上がります。
たとえヘルスやソープランドのようなサービスが無くても、キツいと感じる事は沢山あるのです。
今回はそんなセクキャバというお仕事に焦点を当てて、解説していきたいと思います。
セクキャバってどんなお店なの?
セクシーキャバクラの略称からセクキャバと呼ばれるこの業種は、名前の通り仕事内容の半分はキャバクラに似ています。
お客様一人に対し一人のキャストが付き、指名が無ければそのまま次の女の子と交代、ワンセット(45分～60分)の間に3回ほどそれが繰り返されます。
席ではお客様にお酒やソフトドリンクを出し、会話を楽しみますが、ここに普通のキャバクラとの違いがあります。
一般的なキャバクラではキャストとお客様はお話のみであるのに対して、セクキャバではキスや上半身のお触りが許されています。
これは店舗によって異なるのですが、そのお触りをする時間が決められている所と接客中オールタイムでお触りが可能なお店の2種類があります。
時間を決められている場合は店舗内の音楽が変わったり、店のサポートをしているボーイがマイクパフォーマンスを始めたりする事がスタートの合図となるのです。
その時間はおおよそ10分前後となっており、その間だけお客様からキャストへの接触が許されています。
このシステムで営業している所はワンセットで1～2回の場合がほとんどで、オールタイム制の店舗と比べると時給設定が低くなっています。
反対にオールタイムお触りが大丈夫とされている店舗は、常時お客様がキャストへ触れる事が許されていますので、その分キャストの時給は高いです。
また衛生的な面においては自己管理が必要な仕事となっています。
ヘルスの様にシャワーが店舗についている訳ではありませんので、お客様やキャストがされる衛生管理用品はイソジンとおしぼり程度です。
性的なサービスを行う訳では無い為、仕方ないと言えばそれまでなのですが、やはり働くキャストにとっては不安な要素でもあります。
特に口唇ヘルペスなどの病気は、粘膜の接触によって感染しますので、ディープキス等を行った際に感染するリスクもあります。
お客様との接客の後に歯磨きをすることは必須と言えるでしょう。
お給料はどのくらい貰えるのでしょうか
セクキャバの給与は基本的に時給+歩合給となっており、完全歩合の風俗に比べると安定して稼ぐ事が出来る職種です。
給与形態としては普通のキャバクラと似ていますが、大きく違うのはその内訳です。
キャバクラの一般的な時給は2000円～10000円と幅広くなっています。
これはキャバクラ自体がセット料金での儲けを得る為ではなく、追加の注文で利益を獲ろうとしている所がポイントです。
その為、追加注文を多く取れるキャストの時給を高く設定する事で、お店に出勤してもらう頻度を上げて、店舗の利益を増やすのです。
これに対してセクキャバは、ドリンクやお酒そのものには大した力は入れていません。
キャバクラの様にシャンパンタワーなんかは準備できませんし、食べ物も置いていない店舗がほとんどです。
これは、セクキャバがそういった飲み物や食べ物ではなく、キャスト達のサービスをウリにしているからです。
従ってセット料金も一般的なキャバクラのおおよそ1.5倍～2倍ほどの値段で営業しています。
その為、セクキャバの時給は5000円前後の所が多く、セット料金の50～60％が取り分が妥当な数値とされているのです。
働くキャスト達が嫌がっている、悩んでいる事
店舗に来店するお客様は、飲酒している状態であることがほとんどです。
何処か居酒屋でお酒を飲んだ後に、二件目に行こうというノリで店舗を利用する為、客層は悪い傾向にあると言えます。
とは言え、大事なお客様ですからしっかりと接客はしなければなりません。
どの様なお客様が嫌われる傾向にあるのか、そのいくつかをまとめてみました。
ニンニクやアルコールの臭いが混じった悪口臭
上記の通り、飲み会終わりでそのまま店舗を利用されるお客様が多い事から、キスの際に口臭が気になるキャストは多い様です。
セクキャバではアルコールを出しながらの接客になるので、お酒の臭いは仕方無いしても、食べ物系の臭いは本当にキツイとの事。
特に臭いの強いニンニクなどを使用した料理を食べてきた人の口臭は、吐きそうになるほど強烈だそうです。
体を触られる事よりも、キスをしなければいけない事の方がキツい接客と感じているキャストも少なくない様です。
あまりにも臭いがキツく、接客が難しい時は何かしらの言い訳を考えているキャストも多く
口内炎が出来てて唇が乾燥で切れて痛いなどの理由から上手くキスを回避しているようです。
大抵の場合、指名されない限りはその場に留まることは無いですので、数十分をやり過ごす事が出来ればなんとか危機は免れるでしょう。
お店で禁止されているお触り・ルール違反
お店のルールを平気で破ろうとしてくるお客様にも悩まされるキャストは多いです。
例えば下半身のお触りは禁止されているのにも関わらず、ボーイの見えないところで触ろうとして来たり、指入れを行う人です。
お店に慣れていなかったり、接客の自信が無い方なんかは、この様な行為に対してなかなか強く言えず、そのまま受け入れてしまいがちです。
本来お店のルールを破っているのは顧客の方なのですから、強く反発しても問題はありません。
しかしキャスト全員がそういった状況でスグに駄目だとお客様に言える性格ではありせんので、難しい問題と言えるでしょう。
また店外デートに誘うお客様が多い事も悩みの一つの様です。
セクキャバでは性的なサービスを行わない為、中途半端に興奮した男性が、その性欲を満たす事を目的に店舗の外へ連れ出そうとします。
もちろんキャストはそれに応じる必要なんてありませんし、応じた所で自分に利益がある訳でもありません。
断る理由はいくつもあるのですが、しつこいお客様は何度言っても聞き分けようとしない事が多く、その対応が非常にめんどくさいのです。
ボーイを呼んで助けを求めたりすれば大人しくなる事がほとんどの様なのですが、そもそもお店のルールを守れないのであれば利用して欲しく無いものですね。
声が大きかったり周りの迷惑を考えられない方
お店を利用する顧客の多くがお酒を飲んだ後の方が多い事はお分かり頂けたかと思いますが、それに加えて集団のお客様も多いのです。
3～4人以上の団体になることも多く、その場合お店の中の半分以上の方が顔見知りの状態となります。
加えてアルコールが入って気が大きくなっているので、お店の中で接客が始まっても他のボックスの方と大声で会話する人もおり、周りの迷惑を考えません。
確かにお店の中は顔見知りが多い状態かもしれませんが、個人的に来店している全く関係の無いお客様もいらっしゃる中でその様な行為をされてしまっては、心中穏やかではないです。
その大声で話す人もそうですが、それを見て面白がる周りの人間にも同じ事が言えます。
楽しく時間を過ごすのも良いですが、お店の中でサービスを受けている事を忘れてはいけませんよね。
他の方のご迷惑にならない様に、節度をもって遊んで頂けるようにお願いしたいものです。
と。
この様にセクキャバに勤務しているキャスト達は、そのお客様達の行為に悩まされる事が多々ある様です。
ソフトサービスとは言え、こういったお客様に関する苦労があるのは、ヘルスもセクキャバも同じであると言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
セクキャバで働くキャストの悩みがよくお分かり頂けたかと思います。
キスをするのが嫌、触られるのが嫌、とキャストによって我慢できる範囲はそれぞれです。
自分の出来る範囲に合ったお店を選び、出勤することが億劫にならない様な店舗で勤務する事が、高収入バイトを続けられる秘訣ですよ。