派遣キャバ嬢は出勤時間を工夫すれば正規嬢なみに働ける?
キャバ嬢には専属の嬢と派遣キャバ嬢とが存在します。
前者は文字通り、そのお店の正規キャスト。
それに対して後者はキャバクラ専門の派遣会社から派遣されるキャストを指します。
派遣社員などと同じく、正規と派遣とではやはり待遇に差があります。
派遣で給料は少ないけれど気楽に働けるからいい、という声もあるし、お店や正規からの扱いが悪くて困っている、と嘆く声もあるよう。
派遣キャバ嬢が満足のいく給料を気にするなら、働き方を工夫する必要があります。
具体的には出勤時間や勤務時間。
ここでは、派遣キャバ嬢の賢い稼ぎ方や働き方について紹介してきます。
派遣キャバ嬢の給料事情など
派遣とは言え時給は一般的なアルバイトよりも高額です。
具体的には3,000円から5,000円程度。
もちろんこれはお店のランクや嬢のルックス・容姿によって異なります。
通常のキャバ嬢と同じく、出勤時間分は時給が支払われますし、指名バックやオプションパックなどのバックも同時に上乗せされます。
風俗のように完全出来高制ではないので、長時間働けば働くほどお金になるということ。
効率よく稼ぐには頑張って長い時間働くことになります。
派遣の場合、保証時間と呼ばれる最低勤務時間が設定されています。
例えば保証時間が5時間となっていれば、最低5時間は勤務できるという話。
稼ぐ上で保証時間の有無は極めて重要です。
なぜなら、これがないお店だと客入りが悪い時、通常より短い時間で上がるよう求められてしまうからです。
つまり、暇なんだからお店に入る必要は無い、ということ。
正規嬢にも早上がりはあるものの、やはり派遣嬢の方が犠牲になりやすい傾向があります。
これではガッツリ稼ごうにも稼げません。
どうしても暇な日はあるものですが、収入に直結するとなれば話は別。
その日のシフト分はきっちり働きたいのが人情です。
故に、正規嬢と派遣嬢とでは給料に大きな差が生まれてしまいます。
ノルマなどがない分、派遣の方が気楽とは言われていますが、やはり納得できません。
もちろん給料から厚生費が天引きされるので手取りは低くなることに。
派遣と言うだけで不当な扱いを受けているのとあまり変わりません。
出勤時間を調整するのがポイント
派遣はもともと正規よりも給料が若干低いですから、これはどうしようもありません。
正規と同じだけの時間働いているのに安い給料なんて、やってられない!と思うのもわかります。
そこで提案するのが、出勤時間をずらすということ。
1日の営業時間のうち最も客入りが良いのが夜間。
それに伴い出勤するキャストも多くなります。
正規・派遣入り混じって働くわけですが、なにぶんライバルが多いだけに仕事が回ってこないことも。
その点、日中にシフトをずらせば他の嬢とかち合うことなく働けます。
日中はお客さんは少ないですが、夜のように泥酔客やおかしな客はほとんどいません。
穏やかな客層なのでストレスなく接客できます。
ライバルが少なければ、おのずと自分に仕事が回ってきます。
極端な話、来店したお客さんのほとんどを接客出来るかもしれないのです。
夜間では絶対にあり得ません。
正規嬢ばかりに仕事が回ってしまい、派遣はあまり稼げなくなってしまいます。
誰しも夜間に働きたいものですから、むしろそれを利用して日中に勤務してしまえばよいのです。
朝キャバ・昼キャバと言って日中から営業しているお店は少なくないので、そうしたお店の求人を中心に探すといいでしょう。
客層もよければライバルもいない。
気持ちに余裕を持って仕事ができます。
派遣で大金なんて稼げるの?
キャバ嬢といえば月に100万も200万も稼ぐイメージがあります。
実際、ランカー嬢になれば不可能ではありません。
稼げない嬢はいつまでも稼げないままですが、トップは驚くくらい稼ぎます。
でも、派遣キャバ嬢は正規嬢なみに稼げるでしょうか。
時給も若干少ないし、時には保証がつかないなんてことも。
これでは最近なんて夢のまた夢。
結論を言うと、ランカー嬢のように稼ぐ事は不可能。
「ほぼ」ではなく「100%」無理です。
なぜなら、派遣嬢はあくまでヘルプ要員だから。
忙しくてヘルプが欲しいお店が求人を出すわけですから、ヘルプに支払う給料はたかが知れています(正確に言えば、派遣嬢の給料はお店からではなく、登録した派遣会社から支払われます)。
なので、多く稼げても50万円程度。
それを超える額は初めから手にすることができないのです。
派遣キャバクラを掛け持ちすれば100万近くは稼げるかもしれません。
けれど、実際のところ1つのお店で働くのは手一杯。
複数の店で働くのは無理があります。
キャバクラで大金を稼ぎたいなら、派遣はそもそも向いていません。
正規嬢として在籍するか、風俗との掛け持ちあたりが現実的です。
お客さんは派遣かどうかなんてわかる?
お客さんにとっては正規も派遣も変わりません。
あえて誰かが派遣だなんて言わない限り、派遣キャバ嬢であるとはバレないのです。
バレたところで何か問題があるわけではありませんが、中には派遣だからと馬鹿にするお客さんもいます。
聞き流すばいいだけですが、やはり不愉快なのは事実。
それに、そもそもお客さんはキャバ嬢に派遣があるなんてことすら知らないことも。
派遣という事実を口にする必要がないので、ごく普通に仕事をしていればいいだけです。
ちなみに、お店や派遣会社から「自分は派遣です」とは絶対言うなと釘を刺されることもあるそう。
うかつに派遣だと言ってお客さんから軽視されるのを防ぐためです。
なので派遣ではなく「体験入店」でごまかすよう指導されるとのこと。
何があっても派遣の2文字は言ってはならない、と徹底される例もあるとのことです。
なぜ派遣を選んだの?
ここで1つ疑問が湧きます。
なぜ正規ではなく派遣なのか。
お店に在籍したかったけど採用されなかったから仕方なく。
あるいは他店・他業種と掛け持ちしているから。
事情は色々あるでしょう。
ここ数年の間に派遣キャバ嬢の数は確実に増加しています。
それに伴って派遣会社も爆発的に増えました。
インターネット上で登録が完了するため極めて簡単。
どうやら背景には、営業活動やノルマに翻弄される現状が関係しています。
まめにお客さんと連絡を取らないと固定客をつかめません。
また、同伴やアフターなどをノルマにしているお店も多く、未達成だと高い罰金を支払わされます。
これらは嬢を確実に疲弊させ、働く意欲を削ぐことに。
こんなに面倒なことをするよりは、いっそ派遣キャバ嬢になった方がずっと楽、と考える嬢が増えた結果、いたるところで派遣嬢を目にするようになったのです。
中には派遣ではなく風俗嬢の道を選ぶケースも。
風俗なら営業活動もノルマもないので非常に楽。
アルコールを飲む必要もなく、面倒な会話をする必要もない。
心配事といえば性病や妊娠くらい。
そうした考えから体を売る嬢も増えてきています。
まとめ
派遣キャバ嬢は正規嬢よりも待遇があまりよくないため、稼ぎにくいです。
保証やバックがつかないこともあり、その上時給も安い。
面倒な営業活動やノルマがない分、低い給料となって反映されるのです。
出勤時間を調整するなどして少しでも稼ぐ派遣嬢も少なくありません。
正規嬢にはわからない苦しみがそこにはあるといえます。
派遣を選ぶか正規を選ぶかは人それぞれ。
ですが、派遣を選ぶと主にお金の面で苦労するのは事実。
キャバクラでよりたくさん稼ぐなら、派遣キャバ嬢はおすすめできません。