人気嬢って、私風俗が天職！?ちょっと鬱入るんだけど・・・。
この記事を読もうと思って訪問してくれたかたも恐らくそうでしょうけれども、みんな「風俗の世界では、どうやったら成功できるか?」ということにお悩みのはずです。
なかなか風俗のお仕事で成功することは難しく、お金を稼ぎたい女性には努力と試行錯誤、あるいは挫折の日々が続いているかも知れません。
しかしながら、では、そのバー（＝風俗業界での成功）を超えてしまった女性には何ら問題は残らないのでしょうか。
もしくは、初めから風俗業界で働くことがトントン拍子で進んだ女性は、その後どのような感情を抱くことに成るのでしょうか。
本記事で、すこし考えてみたいと思います。
風俗嬢として成功することとはどういうことか。
まず、風俗嬢として成功するとはどういうことかを、はっきりさせておきましょう。
２つの項目に分けて論じてみたいと思います。
ソープランドの高級店に採用されれば成功?
ソープランドには、格安店（大衆店）、中級店、高級店という厳密なハイアラーキー（ヒエラルヒー、階級組織）があって一般に「高級店に採用されるのは至難の業（しなんのわざ）」と言われます。
実際そのとおりで、ソープランドの高級店では、すでに他の業界、例えばキャバクラなどの水商売で成功していたり、モデル化それに応じた美貌を持っており、しかも年齢が２３歳以下という非常に厳しい採用基準が提示されています。
でも一度採用されれば、（時間は長いですが）１回の接客で４、５万円稼ぐことは余裕で、日給１０万円は余裕とされます。
ならば、ソープランドのハイアラーキーに従い、高級店に採用されることが風俗における成功と言えるのでしょうか。
そうとも言えません。
なぜなら採用されれば直ぐにお金が入ってくるわけではないからです。
周知のとおり、風俗は出来高制のお仕事です。
男性客から指名されなければ収入は発生しません。
それこそ初めは、新人期間ということで、お店側からサポートされ途切れなく接客できるかも知れません。
しかし時が経てば、そのプッシュも無くなり下手すればまったく指名の無い「お茶引き」状態もあり得ます。
こういったことが高級店では、いや高級店だからこそ起こり得るのです。
なぜなら高級店を利用する男性客は、６万円から１０万円の大金を払っているので、それ相応のサービスを求めます。
なので、求めたサービスに達していなければ即座にお店にクレームが行くのです。
クレームの入った嬢は即座に再教育され、望んだ水準にまでサービスが到達していなければ当然、待機部屋に回されます。
こう考えると、高級店に採用されることは決して即座に「成功」を意味するのではなく、その後の接客が重要に成って来るのです。
ソープ嬢さんのなかには、こういった高級店の息苦しさを敬遠し、あえて中級店、いや格安店（高級店）に勤めることを選んで、そこで人気を勝ち取りナンバー嬢さらにはトップに輝くことを目指す女性も数多く居るのです。
人気が出ることが成功?
風俗の業種や業種内でのハイアラーキーで上にのぼり詰めることが「成功」の第一条件とは必ずしも言えないようです。
では、手っ取り早く言って、いま自分の勤めているお店でスタッフの期待に応え、才能を開花させ、人気を得ることが成功なのでしょうか。
或る意味、そのとおりでしょう。
しかし他の意味では、そうではないかも知れません。
或る意味、勤める風俗店で十分にアピールしたことが受け入れられ人気が爆発することは「成功」です。
風俗というサービス業が天職だったということでもあり、また収入的にもそれに応じた大金を手に入れることができるでしょう。
しかしそれは、お店とその女性との間での話です。
他の意味では、風俗店で人気が出ることは「成功」の必要条件でしかありません。
つまり、そこにはまだ取り残されたものがあるのです。
何でしょうか。
それは同じ店の同僚に当たる女の子たちです。
風俗店では複雑な人間心理が交錯します。
例えばアナタが人気嬢として男性スタッフからひっきりなしに指名の連絡が来て待機部屋から呼び出される間、それを面白くない気持ちで聞いている他の風俗嬢さんたちのことを考えたことがあるでしょうか。
「風俗店で働くのは一生じゃないし、彼女たちとは一時の付き合いでしかないから気にしない」なんてサバサバした考え方は、理に適っているかも知れませんが、実はそこに落とし穴があります。
現在ではインターネット上に多数の掲示板サイトがありますよね。
時間を持て余した待機部屋のお茶引き嬢たちは、人気嬢に対する嫉妬の腹いせとして、そこに悪口を書き込むことが少なくないのです。
「そんなの読まない」と言っても、男性客の口から、あるいは同僚の女の子の口から、人気嬢に対する包囲網が狭まって来るのは目に見えているのです。
こういった事態に備えて、ただお店のなかで男性客に対して成功を収めるだけでなく、同僚の風俗嬢にも配慮できるようにしないと、あっという間に鬱状態に追い込まれてしまいかねません。
以上のように風俗嬢としての成功は、接客業としての人気を獲得することである反面、お店の同僚に対する気遣いによって摩擦の起きない職場を作るということにも掛かっているのです。
じゃあ、全部に成功したら問題解決なの?
風俗嬢としての成功は、接客業としての人気を獲得することである半面、お店の同僚に対する気遣いによって、いわば「摩擦の起きない職場」を作るということにも掛かっています。
では、こういった問題すべてを解決して、何のストレスも無い風俗嬢生活を送れるように成れば、めでたしめでたしなのでしょうか。
そうとも言えないでしょう。
すべてを達成した後に目が向けられるのは恐らく・・・自分自身です。
言葉は悪いですが「風俗が天職って、ちょっと下品じゃない?」という自責の念がどこかに残っているのです。
そこには、もともと自分が子供のころ抱いていた将来のイメージと違う・・・などということも思い浮かべられてしまいます。
こういった自意識は余計なものでしょうか。
いや、もしかしたらまっとうな人間である証拠かも知れません。
ひととしてのプライドは捨てないように。
風俗は自分のカラダを売る仕事です。
どう言い繕おうとも胸を張って他人に言える職業ではありません。
しかしそれを惨めと思う必要はありません。
お金のためですから仕方の無いことなのです。
だから、風俗のお仕事は目標金額まで、と心の中に決めていつか辞めるのを大前提にして続けましょう。
そうすれば「あれ?風俗のお仕事が私の転職！?」と思ったときも、心の整理がつくはずです。
つまり、風俗の仕事をしている自分に冷めた視線を送ることができるでしょう。
もし男性スタッフに「○×ちゃん！風俗のお仕事、天職なんじゃない?」なんて言われたら、キッとにらみ返して「それって失礼ですよ！」と言い返すくらいの気持ちは持つべきでしょう。
もしこの意味が分からないお店だったら、辞めてしまっても良いかも知れません。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
「人気嬢って、私風俗が天職！?ちょっと鬱入るんだけど・・・。」というタイトルで記事を書かせて頂きました。
風俗のお仕事で成功することは、もちろん非常に難しいことです。
しかし、成功したからと言って風俗の仕事を一生続けることは避けるべきでしょう。
目標を達成したら身を引くことも絶対、忘れないでください。