お客様が性病っぽかった時の上手な対応法を解説!
2018/02/26
風俗で仕事をするキャストにとって、必ず避けては通れない問題が性感染症についてです。
性病に関して、正しい知識を持っていなければ後々取り返しのつかない事態にまで発展してしまう事もあります。
感染経路としてお客様からのものが多く、その数は年々増え続けており、キャスト自身で予防を行う事の必要性が高まってきています。
今回は、そのお客様に関しての性感染症予防について解説していきたいと思います。
性病感染によって起こり得る危険
性病問題に対して意識の低い傾向がある
そもそも何故性病は、治療や予防を怠ってはいけないのでしょうか。
これを明確に答えられる人は少なく、風俗で働くキャスト達だけでなく一般人も含めて性感染症に対する興味関心は非常に低いものと言えます。
特に一般人は風俗嬢の様に毎日性的な行為を行う事も無い為自分には関係が無いと思い込みがちです。
また性病に関する知識は、現在の日本の義務教育で詳しく取り上げられる事も無いせいで、自分で知ろうとしない限り身に付く事はありません。
その感覚のまま風俗で働き始めれば、仕事を始めてからも性病について調べる事に取り組むこともなく、感染リスクだけが上昇するのです。
性感染症の問題が広がるのは、この様な性知識の欠如による背景から生まれているものだと考えられます。
性感染症にはたくさんの種類がある
しかしながら性病は、知識として調べるには膨大な量の情報があります。
クラミジア、淋病、HIV、梅毒…実に様々な病名があり、その症状も多種多様である為、独学で正しい知識を身に着けるには少し時間がかかります。
ですが、この手間を面倒くさがってしまう人が多い故に、今日の性感染症問題があるのです。
風俗で働くからといって、最初から詳しい事まで調べる必要はありません。
特徴が分かりやすいもの、自分で覚えやすいものを簡単にピックアップして覚えて、徐々にその知識を増やしていけば問題ないでしょう。
性感染症の恐ろしい所は、初期症状がほとんど出ないものもあるという事です。
ほとんど出ないといっても、一般人であれば気付くものなのですが、風俗で働いていると気付きにくいものという意味です。
風俗でのサービスでは常に体を使う為、性病に関係の無い、接客人数が多かった日や少し体調の悪い日にでる症状と勘違いしてしまうのです。
体の疲労から出る症状と性病の症状を混合して判断してしまうことで、病気が進行してしまうのです。
また性病かも?と、気付いた方でもネットや同じ職場の人間に間違った知識を教えられてしまい、市販の薬などで対応する方もいますが、絶対に辞めましょう。
まともに診察も出来ない人間の言う事は何一つ信憑性がなく、また何かあった時に責任を取ってくれるわけでもありません。
必ずかかりつけの病院で診察を受けて、指示を仰ぐ様にしましょう。
治療を怠る事で取り返しのつかない事態に
自己判断で性感染症を治療せず、放置していれば病気は進行する一方です。
性病は風邪と違い、放っておいても治る病気ではありません。
触ったりせずに清潔に保って仕事を休んでいれば治ると勘違いしている人もいますが、自己治癒は絶対に出来ません。
症状が軽くなる事は確かにありますが、それは完治しているのではなく潜伏している状態で、何かの拍子にすぐに再発します。
従って、病気を完治させるには必ず医師の診断が必要となるのです。
病気の種類によっては治療を怠る事で、体の中で徐々に進行が進み、子宮内膜炎を引き起こした上、最悪の場合不妊症となるケースもあります。
さらに母子感染の危険性も訴えられており、生まれてくる赤ちゃんが性病に感染した状態となる場合もあるのです。
これは珍しい事ではなく、性病を放置し過ぎればどんな方にも起こり得る、非常に身近な問題となっています。
また梅毒やHIV等の症状の強いものは、放置する事で多臓器不全に陥り、死を招く危険性もあるのです。
こういった恐ろしい事態を招いてしまう性感染症は、性的なサービスを行う風俗嬢にとって常に隣り合わせの問題となっています。
一般人よりも感染する可能性が高い為、自分自身でその予防と治療を行う必要があるのです。
少しでも感染のリスクを減らす為に、後述するお客様への対応を身に着ける様にしましょう。
お客様が性病か否か見分けるポイント
チェックしておくべき目に見える症状
チェックするべきは、やはり男性のペニスが一番であると言えるでしょう。
一番初めに俺、風呂はいいやさっき入ったよといった様にシャワーを拒否する男性は、怪しいと思って貰って構いません。
その言葉を鵜呑みにせず、必ず一緒にシャワーを浴びて体を洗ってあげましょう。
ペニスや借り首、亀頭などその周辺を洗う際に、以下の症状が出ていないかを確認します。
・大豆や小豆位の大きさのデキモノが出来ていないか
・亀頭部分が赤く腫れていないか
・小さな発疹が現れていないか、またそれを触っても痛がらないか
・水疱が出来ていないか
・小豆程の大きさのしこりがないか
・ペニスの先から膿(白っぽかったり、黄みがかっている)が出ていないか
・睾丸が腫れていたり、触った時に痛みがあったりしないか
・陰毛の生え際に白いプツプツとしたものはないか
一つでも当てはまるものがあった場合は、感染症の疑いがあります。
症状が見られなくても、ボディーソープ等で洗った時に、痛がるそぶりを見せた場合も、疑いがあると思って下さい。
性病の感染経路について知っておく
性感染症は、触れたりするだけでは感染はしませんので、症状のある部位に触ってしまっても問題ありません。
性病は風邪の様に空気感染もしない為、ウイルス自体の生命力は非常に低いものなのです。
ではどの様にして感染するのか、それは接触感染によるものです。
接触感染とは、人と人の粘膜同士が接触することで起こり得る感染で、ディープキスやフェラチオ等が原因となります。
症状のある部分に粘膜が接触し、そのウイルス付着する事によって体内へと侵入し、症状が発症するまで潜伏しているのです。
言い換えれば、粘膜同士の接触を防ぐ事で大きな性感染症対策となるのです。
性病の可能性があるお客様のかわし方
それでは性病の疑いのあるお客様に対しては、どの様に接客をするべきなのでしょうか。
肝心なのは、性病の疑いがあるという事を伝える事です。
この時、正しい知識を持っていなければ何となく性病っぽいからといった曖昧な伝え方しか出来ず、お客様への不快感に繋がります。
大切なのはここがこうなっているのは、○○の初期症状と、きちんとその病気を説明できるかどうかです。
それに対して逆上するようなお客様は接客する必要はありません。
性風俗店のほとんどは、利用規約の部分に性病の疑いがあるお客様の利用は禁止と明記されています。
たとえ逆上してキレられた所で、お客様が規約を破っている以上、サービスを行う必要はありません。
お店に連絡し、その旨を伝える様にしましょう。
性病であることを伝え、納得してもらえたらコンドームを使ったゴムフェラや、手コキでサービスを続けます。
粘膜接触を避ける事さえできれば感染リスクはありませんし、お客様への誠実な接客を行う事が出来ます。
良くお客様に伝えず、地雷接客(フェラやキスを行わない適当な接客)をしたり、無駄に長いトークで乗り切るといった方法を取っているキャストがいますが、これはあまり良いとは言えません。
お客様自身が性病と気付いていなければ、そのキャストに対してコイツの接客は最悪だと思われかねません。
もちろん原因はお客様にあるのですから、本来そんなことを言われる筋合いはありませんが、なにせ本人が気付いていないのです。
店舗に対するクレームや、悪い噂を流される原因になり得るので、黙ってサービスを続ける事だけは避けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
性病に関する知識と、お客様への対応の仕方がお分かり頂けたかと思います。
自分自身の体の為にも、性感染症の予防はしっかりと行う様にしましょう。